webstation plus

bridal_01

 先日、知り合いのおじさんから、こんな話を聞きました。

 「最近、娘が結婚したんやけど、ほとんど旦那の言うことに従ってるみたいやねん。自分の意見と旦那の意見が一致しないときもあるやろ?そのときは、旦那の意見を自分の意見として俺に言うてくるんやわ。親としては、ツラくてなぁ…。キミのところもそんな感じなん?」

 「いえいえ。めっそうもございません。むしろうちは逆です。私が耐え忍ぶ日々を過ごしています。うちの奥さんが美味しいねと言ったものは、どんなに薄味でも美味しいね!というのが私の口癖です」

 ――と冗談めかして答えておきましたが、どうやら子供を産むかどうかで娘さんと旦那さんの意見が食い違っているようです。最近、子供を産まない選択をする人が増えてますからねぇ…。

 とはいえ、結婚前には「いい人を見つけてくれて良かった」と喜んでいたおじさんだけに、なんだか不憫に思えてきました。おじさん曰く、娘さんも本当は子供を産みたいと思っているとのこと。

 では、なぜこんな風になってしまったのでしょうか。原因を考えてみましょう。

 結婚運がない人がやってしまいがちな3つの勘違い

①「金遣いの荒さ」を「お金持ち」だと勘違いする

 旦那さんの言い分としては、子供を産むとお金がかかるでしょ?そうしたら、今の生活を維持できないでしょ?それなら子供はいらないよね?ということらしい。

 確かに、話を聞いているだけで金遣いの荒さが伝わってきました。数十万の服を買ったり、高価なホテルに泊まったり、頻繁に外食したり…とかなり派手に使われています。こんな生活を維持しようと思ったら、芸能人や社長でない限り子供は産めませんよね。

 しかし、金遣いの荒さは今に始まったことではないそうです。結婚前から荒かったみたい。それなのに、なぜ結婚してから悩みはじめたのでしょうか。それは、「金遣いの荒さ」を「お金持ち」だと勘違いしていたからです。

 たとえば、詐欺師は羽振りの良さをアピールすると言われていますよね。ぼろぼろの服を着ている人に儲け話を持ち込まれても信用できないからです。そんな詐欺師のターゲットは、お金持ちと友達になりたいと思い、お金持ちっぽい格好をしている人を追いかけている人だといいます。

 恋愛もこれと同じなのかもしれません。お金持ちっぽい格好をしている人を追いかけている人は、高価な服を身につけ、豪華な食事や旅行に連れていってくれる人に憧れを抱いています。その結果、金遣いの荒い人と結婚してしまうのです。一方で、本当のお金持ちは、必要以上に高価な服を身につけたりはしていません。(※お金目当てで近づいてくる人をできるだけ遠ざけたいからです。)

 こうして「金遣いの荒さ」を「お金持ち」だと勘違いしてしまった結果、娘さんは子供を産めなくなってしまったんですね。一旦、生活レベルを上げてしまうと、そこから落とすのは難しいですからね…。というわけで、一言でいえば、「羽振りの良さに惑わされてしまったから」ということでしょうか。

②「すぐ&簡単に」わかる優しさを本当の優しさだと勘違いする

 おじさんが娘さんの結婚に賛成した理由のひとつとして、旦那さんの優しさを挙げられていました。料理や掃除を率先してやられる旦那さんだそうです。私の奥さんには何があっても聞かせられない話ですね…。

 とはいえ、この「わかりやすい優しさ」は曲者。この優しさに甘えているせいで、自分の意見が言えなくなっている可能性が高いからです。

 考えてみてください。旦那さんは、仕事終わりの疲れた体で、家に帰ってから料理や洗濯をされています。休みの日には掃除をして、娘さん(奥さん)と一緒にお出かけをする。本当に至れり尽くせりですよね。

 しかし、これが毎日続くとどうでしょうか。おじさんの娘さんは、だんだん自分の意見が言えなくなっていくと思いませんか。旦那さんにしてもらうばかりで、何かを与えているわけではないからです。自分の存在価値がわからなくなりますよね。その結果として、旦那さんの意見に従ってしまうのです。

 そもそも、本当の優しさとは「与える」ことではありません。妖怪ウォッチの主題歌『ゆーがらお友達』の歌詞にもある通り、「信じること」です。

 娘さんが料理が苦手なのだとしたら、作ってあげるのではなく、料理がつくれるようにフォローしてあげることが本当の優しさなんだと思います。(※もちろん、料理はあくまでも一例であり、女性が料理を作るべきだ!なんてことを言いたいわけではありませんよ。)

 というわけで、「わかりやすい優しさ」に飛びつくのではなく、「自分の成長を手助けしてくれる優しさ」を知ることが大切なのではないでしょうか。

③「自分の意見を言うこと」を「他人を批判すること」だと勘違いする

 家族間で意見がわかれることありますよね。育ってきた環境も違えば、もともとの性格も違うので、当たり前といえば当たり前なんですが、これに気づかないとツライ思いをすることになるかもしれません。

 おじさんの家では、自分の意見を簡単に主張できる環境が整っていませんでした。基本的には家族みんながおじさんの意見に従っていたそうで、どうしても聞き入れられないことがあれば、娘さんは暴言を吐いて自己主張されていたそうです。

 しかし、理想的には、自分の意見を簡単に言える環境が望ましいですよね。お互いの意見をぶつけあって、納得できるまで話し合える環境が。とはいえ、これはあくまでも理想論。現実には、「ここまで育ててきた」という自負心がある親と対等に話し合うことなどできません。

 だからといって、結婚してからも、自分の意見を主張しなければ、夫婦間での揉め事が多くなってしまいます。どちらかが不満を溜め込んでいる状態が続くので、いずれ破綻することにもなりかねません。

 だからこそ、自分の意見を気軽に言える環境づくりが必要になるわけですが、そもそも、自分の意見を言えない人は、「自分の意見を言う」=「相手を批判する」ことだと勘違いしています。もちろん、そうではありませんよね。意見を言い合うのは、お互いにとって、より良い結果を生み出すために必要なプロセスだからです。

 こうして、娘さんは自分の意見を言わずにストレスを溜め込み、時々暴言を吐いているそうですが、これでは子供と変わりませんよね。溜め込んだ怒りが爆発する前に、冷静に自分の意見を伝えるようにしていくべきでしょう。

 自分を変えない限り望ましい結果は得られない

 今回、おじさんの話を聞いて、この記事を書きましたが、改めて振り返ってみると、娘さんが自分の意見を言えないのは、「旦那さんに頼りっきりで、自ら行動を起こそうとせず、しかも旦那さんから嫌われたくないという思いが強い」ことが原因だとわかりました。

 つまり、トラブルが起きたときに、自ら乗り越えようとしないので、望ましい結果が得られないんですね。そもそも、子供を産みたいのであれば、自分の意見くらい主張できなければいけません。そんなことも出来ずに、子育てなんて絶対にできませんよね。

 というわけで、厳しい言い方をすれば「なるべくしてなった」ということでしょうか。

 とはいえ、私も他人事ではありません。望んでいる結果が得られないときには、ついつい他人のせいにしてしまいます。今回の記事をキッカケに、改めて自分の行動を見直そうと思います。

 関連記事

悩みの原因は自分にあった!?問題解決のヒント34

 何かに悩んだり、苦しんだりしていませんか?  私は悩んでいました。仕事がうまくいかない、時間が足りない、もっとお金が欲しい…などなど。  このような悩みや苦しみの原因は、信じているものが間違っているからだとしたら。もっ …

「悩まなくてもいいこと」に悩んでいない?/『悩まない技術』

 「やりたいことが見つからない」「一生懸命頑張っているのにまわりから認めてもらえない」「わかっているのに同じ失敗を繰り返してしまう」――もし、こういった悩みを抱えているようなら、「前提条件」を疑ったほうがいいだろう。「悩 …

説得力を高める3つの要素/『ツカむ!話術』

 なぜ、アメリカ人は「自己主張」がうまくできるのだろう。自分の発言に説得力をもたせ、相手に聞く耳をもってもらえる。人の心を惹きつけ、動かしていける――。なぜ、そんな話術を身につけているのだろうか。  結論からいえば、子ど …

「自分に自信がない人」が自信を持つために今すぐやるべきこと

 それは、服装やメイクを変えることだ。  アメリカの心理学者フィリップ・ジンバルドの実験によると、「服装」が人格にまで影響を及ぼすことがわかった。彼は新聞で公募した24名を無作為に「囚人役」と「看守役」にわけ、囚人役には …

毒親に育てられた子どもに起こる弊害とその対処法

 「毒親」という言葉が流行っていますよね。ここで言う「毒親」とは、子どもに対してネガティブな行動パターンを執拗に繰り返し、それによって子どもの人生を支配する親のことです。  もちろん、「そんな行動はとっていない!」と反論 …

自分のために「怒らない人」になろう/『怒らない技術』

 ある日、船を下りて波止場を歩いていた松下幸之助氏は、いきなり大男にぶつかられて海に落ちてしまった。このとき一緒にいた秘書が、「社長、大丈夫ですか。私が文句を言ってきますよ」といったところ、幸之助氏は「ああ、夏でよかった …

「人は騙せても自分は騙せない」というのは嘘/『限りなく黒に近いグレーな心理術』

 「恐怖管理理論」をご存知だろうか。人は恐怖や不安を感じると、無意識に安心できて楽しいものを求めてしまう――という心理学の理論である。たとえば、中学生が殺害されたニュースを見たあとに、高級車や高級腕時計のCMをみると、多 …

愛とは互いに見つめ合うことではない/夫婦円満の秘訣

 愛とは相手に変わることを要求せず、相手をありのままに受け入れることだ。 (ディエゴ・ファブリ)  とはいえ、私たちはパートナーに変わることを求めてしまう。「なぜ、そんなキツイことを言うの?」「なぜ、こんなことをするの? …