知念実希人『ムゲンのi』感想/人から愛されていますか?

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人から愛されていますか?

私は妻や子供たちから愛されていますが、

知念実希人さんの小説『ムゲンのi』を読んで、人からの愛情を感じられないと簡単に洗脳されてしまうことに気づきました。

それだけでなく、人によっては他人を攻撃せずにはいられなくなるんですよね。

おすすめ度:2.5

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こんな人におすすめ

  • ファンタジー要素の強い物語が好きな人
  • 驚きのある物語が好きな人
  • 人からの愛情を感じられないと洗脳される理由が知りたい人
  • 知念実希人さんの小説が好きな人
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あらすじ:眠りから覚めない患者を担当する女医の物語

物語の主人公は、神経精神研究所附属病院(通称:神研病院)に勤める識名愛衣。

彼女は四十日間眠り続けている片桐飛鳥の主治医でしたが、飛鳥を目覚めさせる方法がわかりませんでした。

なぜなら、飛鳥がかかっていたのは、特発性嗜眠症候群(イレス)という普通に夜眠っていただけの人が、朝になっても目を覚ますことなく延々と眠り続ける奇病だったからです。

しかも、彼女の他に3人もの患者が同じ日にイレスにかかり、入院していたのです。

そこで愛衣は、尊敬する袴田院長に相談したところ、イレスになった人たちは眠る前に何らかのきっかけがあり、眠りについてから症状が出たのではないかと助言をもらいます。

さらに、実家に帰った愛衣は、沖縄でユタ(巫女)をしていたおばあちゃんから、目を覚まさないのは辛いことがあって何者かにマブイ(魂)を吸い取られたからだと言われました。

しかも、おばあちゃんは、彼女たちを救えるのは、ユタの血をひく愛衣しかいないと言うんですよね。

そこで愛衣は…。

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夢幻の世界で患者の心の闇を解決していく

おばあちゃんから教えてもらったマブイグミという儀式をして彼女たちの心の中に入り込みます。

飛鳥は、飛行機パイロットを夢見て航空学校に通っていましたが、8ヶ月前に愛する父親に無理心中を図られ、重傷を負いました。

このときに負った骨折は回復しましたが、右目が失明状態になったので、パイロットになる夢が閉ざされたのです。

それだけでなく、父親が自殺をしたので、人生に絶望した彼女は、目を覚まさなくなりました。

愛衣は飛鳥の夢の中に入り込み、クルルという謎のウサギ猫みたいな動物と一緒に、彼女の苦悩に迫っていきます。

そして愛衣は命がけで飛鳥を夢の世界から解放しますが、

実は彼女たちイレス患者が現在世間を騒がせている連続殺人事件と関係していることがわかったのです。

しかも、23年前に愛衣の大切な人を奪った殺人犯も関係していることがわかります。

そこで愛衣は…。

人から愛されていますか?

この続きは実際に読んでもらうとして、知念実希人さんの小説『ムゲンのi』は、人からの愛情を感じられないと簡単に騙されてしまうことがわかる物語です。

先ほど紹介した飛鳥もそうですが、愛情が不足していると、甘い言葉に簡単に騙されてしまうんですよね。

彼女の主治医である愛衣もそのひとりでしたが…。

とにかく、『ムゲンのi』は、ファンタジー要素が強いミステリーとしても、最後に驚きが待っている物語としても楽しめるので、

気になった方は、ぜひ読んでみてください。

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