東野圭吾『悪意』は言葉で人は騙せても人柄は隠しきれないことがわかる物語

おすすめ小説

何も行動は起こさないのに、調子の良いことばかり言っていませんか?

私は口にしたことは出来るだけ行動するようにしていますが、

知り合いのなかにも調子の良いことばかり言っている人たちがいます。

それだけでなく、自分を正当化するために、他人を陥れる人までいるんですよね。

東野圭吾さんの小説『悪意』は、そんな人の言葉に惑わされないようにしようと思える物語です。

おすすめ度:4.0

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こんな人におすすめ

  • 加賀恭一郎シリーズが好きな人
  • 悪意がある主人公の物語が好きな人
  • どんでん返しがある物語に興味がある人
  • 東野圭吾さんの小説が好きな人
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あらすじ:殺人を犯した売れない作家の物語

物語は、中学校の教師を経て、児童向けの作家をしている野々口修の手記で始まります。

彼の手記によると…。

野々口の友人である日高邦彦は人気作家でしたが、『禁猟地』という小説を描いたことで、藤尾美代子という女性から抗議されていました。

美代子の兄である藤尾正哉がその小説の主人公のモデルになっており、

彼が中学生の頃に犯したいじめの数々が克明に描かれていたからです。

日高はそんな彼女のことを面倒に思っていましたが、それだけでなく、近所に住む猫好きのおばさんにも嫌気がさしていました。

彼の家によくその猫がやって来て、糞をしていたからです。

もうすぐカナダで暮らす予定の日高は、家を誰かに貸そうとしていましたが、猫除けがあるせいで借り手がつきません。

そこで日高は毒団子を作って庭に置いておき、その猫を殺そうとしていました。

…と、野々口の手記に描かれていた日高が、何者かに殺されてしまいます。

犯人はその日彼の家にやって来た藤尾美代子か、

この手記を書いた売れない作家である野々口に絞られましたが、どちらにもアリバイがありました。

このアリバイを崩したのが…。

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犯行を認めても動機を語らない犯人

加賀恭一郎です。

彼は野々口の手記に矛盾を見つけました。

野々口は日高が殺された当日の18時に彼と電話で会話をしたと証言していましたが、その時刻に日高が生きているはずがなかったからです。

他にも野々口の手記から矛盾を見つけた加賀は、日高を殺した犯人を野々口だと特定しますが、なぜか野々口は動機を語りませんでした。

なぜなら、そこにはある秘密が隠されていたからです。

野々口は日高のゴーストライターだったのです。

それだけでなく、加賀の調査によって野々口が日高の前妻と関係があることが明かされます。

こうして動機を明らかにしていった加賀でしたが、

なぜか野々口の手記に書かれていた日高と実際の彼には相違があるように思えて仕方ありませんでした。

それだけでなく、推理自体にも矛盾があるように思えて仕方ありません。

そこで加賀は…。

言葉に惑わされては真実は見抜けない

この続きは実際に読んでもらうとして、東野圭吾さんの小説『悪意』は他人の言葉に惑わされないようにしようと思える物語です。

特に野々口のような人間に騙されると、善悪が180度ひっくり返ることがわかる物語なんですよね。

加賀恭一郎のように人柄を見抜く力を身につけたいと思える物語でした。

もちろんそれだけでなく、ミステリーとしても、最後に驚きが待っている物語としても楽しめるので、

気になった方は、ぜひ読んでみてください。

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