好きなことを仕事にしていますか?
私はどちらかと言えば、好きなことを仕事にしていますが、もし好きでもない仕事をしているようなら、好きなことで誰かに喜んでもらえないか考えてみてはどうでしょうか。
西野亮廣さんの本『魔法のコンパス』を読んで、自分の世界に閉じこもるのではなく、他人のために行動することが、好きなことを仕事にする第一歩だと思えるようになりました。
誰かの居心地の良さを生み出したいと思っていますか?
誰かの不便を解消して、居心地の良さを生み出したいと思っていますか?
たとえば、「遠くにいる人と会話ができない」という不便を解消するために、1876年にアメリカのグラハム・ベルが電話を発明しました。
その後も、「移動中に電話ができない」という不便を解消するために携帯電話が発明され、「多機能だけど使い勝手が悪い」という不便を解消するためにスマホが発明されました。
このように、仕事とは誰かの不便を解消して、居心地の良さを生み出すための行為なのですが、「好きなことを仕事にしたい」と考えている多くの人が自分のことしか考えていないように思います。
もちろん、誰の役にも立たないような趣味で大儲けしている人もいますが、そんな人は少数派です。簡単に真似できない、あるいは真似したくないような特殊なことをしているので、仕事として成立しているのです。
そんな趣味があるのなら好きにすればいいのですが、多くの人たちが好きなことを仕事にしたいのなら、誰かの不便を解消して、居心地の良さを生み出すしかありません。
つまり、「どんな不便を解決したいのか?」という問いを持つことが、好きなことを仕事にする初めの一歩なんですよね。
私の場合は、「本を読むのが苦手な人にも本の良さを知ってほしい」という想いでこのブログを書いています。
多くの人に喜んでもらえる答えを探していますか?
「どんな不便を解消したいのか」という問いをもつことができれば、次はその解決策を探します。このとき、できるだけ多くの人に喜んでもらえる解決策を見つけることが大切です。
たとえば、『魔法のコンパス』の著者である西野亮廣さんは、お笑いのライブ中に小さい子供が泣いている姿を見つけると、親と一緒に出て行ってもらっていたそうです。
他のお客さんの迷惑になるので、当然といえば当然ですが、それでは退席した親子はライブが楽しめませんよね。
そこで西野さんは、空いている楽屋をキッズスペースとして利用することを思いつきます。たとえ退席しても、ステージの様子が見られるように、モニターもつけました。
さらに、退席しやすい二階席に限り、お父さん、お母さんの膝の上で観ることができる未就学児を無料にしたんですよね。
そうすれば、子供が泣いてもすぐに退席できるので他のお客さんの迷惑にもなりませんし、退席した親子もキッズルームでライブが楽しめます。多くの喜びが生み出せますよね。
こうして、多くの人に喜んでもらえる解決策が見つかれば、その解決策で喜びを感じた人たちが応援してくれるようになります。これが大きな力になります。
とはいえ、そんな簡単には解決策は見つかりませんよね。私も多くの人に喜んでもらえるブログにしたいと、あれこれ模索していますが、なかなか思うような解決策が見つかっていません。
しかし、それでも諦めずに考え続けることが大切です。もしかすると、以下のエントリを参考に考える練習を積み重ねることが近道になるかもしれません。
否定的な意見を消そうとしていませんか?
こうして、多くの人から応援してもらえるようになると、必ず否定的な意見を言う人があらわれます。
しかし、そうした人たちの意見を消そうとしてはいけません。少し見方を変えれば、そうした意見が前進する力にもなるからです。
たとえば、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の研究を支援するために、バケツに入った氷水を頭からかぶるか、またはアメリカALS協会に寄付をするか、という運動『アイス・バケツ・チャレンジ』が大流行しました。
しかし、この運動が大流行した背景には、多くの「反対意見」がありました。
セレブ同士でバトンをつないでいる「なんか鼻につく感じ」と「病気のことをお祭り騒ぎでやっちゃうのってどうなの?」という反対意見があったからこそ、多くの人の目につき、大流行したんですよね。
だからこそ、追い風だけでなく、逆風もうまく活用することが大切です。一番の問題は無風です。
ちなみに、私のブログは無風状態がそこそこ続いているので、何らかのアクションを起こして、追い風や逆風を生み出していきたいと思います。
最後に
「好きなことを仕事にしたい」と思うとき、私たちはどうしても自分のことばかり考えてしまいがちですが、そうではなく、他人の喜びにつなげる行動を起こすことが大切なんですよね。
もし、好きなことを仕事にしたいと思っているのなら、誰かの喜びにつながる行動を起こしてみてはどうでしょうか。
コメント