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 「自分以外の誰かになりたい」と思っていませんか。たとえば、イーロン・マスクやスティーブ・ジョブズ、ホリエモンのようになりたいなどなど。

 あるいは、大金持ちで、大きな家に住んで、若くて「かっこいい/美人な」パートナーがいて…なんて世間一般に言われているありきたりな幸せを追い求めていませんか。

 もしそうだとすると、運が悪いのはこれが原因かもしれません。私たちは誰一人として同じ脳を持っていないからです。

 私たちは両親の遺伝子の掛け合わせによって生じる個性を持って生まれてきました。さらに、人生最初の三年間で脳の神経回路に大きな偏りが生じます。環境に適応しようと脳が変化するからです。

 つまり、誰もがこの世でたった一つのきらめくような個性を持っているわけですが…。

 それにも関わらず、憧れの誰かを目指したり、世間一般に言われている幸せを追い求めればどうなるのでしょうか。自分の脳が望んでいる幸せと一致しないので、いつまでも幸せを感じられないんですよね。

 では、どうすれば自分らしい幸せを追い求めることができるのでしょうか。

 自分らしい幸せを追い求める3つの方法

 それは次の3つです。

  1. ネガティブ思考を断ち切る
  2. 結果よりもプロセスを楽しむ
  3. 過去や未来ではなく今に目をむける

 それぞれ簡単に紹介していきます。

1. ネガティブ思考を断ち切る

 私たちの脳には、認識や思考、発想に使われる神経線維ネットワークが張り巡らされています。それこそ天文学的な数のネットワークが存在し、縦横無尽に使うことができます。

 ところが、現実には縦横無尽に使うのはなかなか難しいんですよね。気づけば似たような思考や選択ばかりしていませんか。それは、あるネットワークを使うと、そのネットワークが強化され、他のネットワークを選択しづらくなるからです。

 たとえば、明らかに幸せな環境にいるのに、「仕事がつらい」「パートナーが自分のことをわかってくれない」「もっと自由に生きたい」…なんて嘆いている人がいますよね。このような考えに陥るのは、ネガティブ思考を積み重ねているからです。ありのままの自分を見つめず、他人をうらやんでばかりいるからです。

 だからこそ、少しでもネガティブな考えが浮かんだら、即座に対処して忘れてしまうこと。すぐに解決できない問題だとしても、今目の前にあることに集中して、やはり忘れるしかありません。

 こうした無邪気ともいえる行動が、脳の神経回路の自由度を高め、「しなやかな発想」と「幸福感」を生み出します。これが「運がいい」といわれる人の基本条件。

 ネガティブなことはすぐに忘れて、ポジティブなこと、今目の前にある幸せに意識を向けるようにしていきたいですね。

2. 結果よりもプロセスを楽しむ

 私たちはどうしても結果を追い求めてしまいがちですが、成功者の多くは、結果よりもプロセスを楽しんでいます。

 たとえば、ホリエモン。宇宙事業はまだ成功していませんが、楽しんでロケット開発に取り組んでいますよね。もちろん、結果が出ている事業も、宇宙事業と同じように楽しんで行動しています。だから、成功しようが失敗しようが楽しく行動できるのです。

 一方、「来期には年商10億円を目指したい。そのためには、ここを強化する」などと結果にフォーカスすると、「できた」「できなかった」という2次元的な評価になりがちです。「できなかった」や「失敗」はダメなことだと思い込んでしまいます。これでは失敗を恐れて行動できなくなりますよね。

 どんな成功者でも失敗を繰り返しています。それでも失敗を乗り越えて行動できるのは、失敗も含めてプロセスを楽しんでいるからです。

 人は楽しんで行動するとき、脳の回路が活性化します。日常でも、パソコンに向かって仕事をしているときよりも、散歩やおしゃべりをしたりしているときのほうが、アイデアが浮かびますよね。

 だからこそ、結果よりもプロセスを楽しむのです。言い換えると、どれだけ失敗してもプロセスが楽しめる仕事が見つけられるかどうか。もちろん、同じ仕事をしても楽しめるポイントは人それぞれ違います。自分が楽しめるプロセスを見つけたいですね。

3. 過去や未来ではなく今に目をむける

 私たち人間は、「言葉」と「劇的な記憶力」を手に入れる代わりに、必要以上に恐怖を覚えるようになりました。

 たとえば、出産。私たち人間が生きていくうえで、最も強い痛みを感じるのは出産だと言われていますが、犬は出産のときでさえ、それほど痛みを感じていないように見えます。だからこそ、犬は安産の象徴だと言われるのですが、犬だって人間と同じように痛みを感じているはずです。

 では、なぜ犬は出産のときでさえ、けろりとしていられるのでしょうか。

 それは、人間のように陣痛の合間に過去の陣痛を思い返して身体を硬くしたり、次の陣痛の痛みを想像して怯えたりしないからです。過去や未来にとらわれず、今この瞬間に生きているからです。

 お産は極端な例ですが、普段の生活でも過去や未来にとらわれてしまいがちですよね。しかし、それでは身体が持ちません。受験生やアスリート、ビジネスパーソンや子育て中のお母さんなど、長丁場で戦う人にとって、過去や未来に捉われるのは致命的です。

 そもそも、過去をどれだけ振り返ったところで、今が変わるわけではありません。また、未来は今の積み重ねで決まります。

 だからこそ、過去や未来に必要以上に思いをはせるのはやめ、今を無邪気に楽しみましょう。そうすれば、本当に自分が求めている幸せが何かわかるはずです。

 最後に

 昔、人工知能学会で「絶世の美女をつくる」という試みがありました。数多くの美女の顔を分析し、最高と思われるパーツと、その配置の黄金比を割り出し、CGで合成してつくったそうです。しかし、誰もがこの美女の顔を覚えられませんでした。

 もしかすると、私たちの人生もこれと同じなのかもしれません。誰もがうらやむような世間一般で言われている「幸せ」を追い求め、たとえ手に入れることができたとしても、本当に幸せになれるとは限りません。絶世の美女と同じように、手に入れてみれば、記憶としてまったく残らないものかもしれないからです。

 つまり、「運が悪い人」とは、他人がつくった幻想を追い求めている人のこと。そうではなく、自分にあった幸せを追い求める――これが「運がいい人」の条件です。

 もし、幸せを感じられていないようなら、今回紹介した3つの方法を試してみてはどうでしょうか。

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