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 「お笑い芸人になりたい」「小説家になりたい」「ハンドメイド作家として活躍したい」…などなど、夢の実現に向けて挑戦している人は大勢います。しかし、そのなかで成功を収めることができるのは、ほんの一握りの人たち。

 では、プロとして成功できる人とできない人の違いはどこにあるのでしょうか。本:『吉本芸人に学ぶ生き残る力』を参考に考えてみましょう。

 活躍中の吉本芸人が実践している三つのこと

 それは、次の三つです。

  1. 常識を知る
  2. 徹底的に取り組む
  3. 好きなことをする

 それぞれ簡単に説明していきますね。

1. 常識を知る

 笑いを取るためには非常識な行動をとる必要がありますよね。そして、非常識な行動をとるには「常識を知る必要がある」と、吉本総合芸術学院(NSC)の講師・本多正識さんは言います。

 たとえば、劇作家の世界では、人を悲しませたり、怒らせたり、感動させたり…といった人の感情に訴える物語を綴る必要がありますが、そのためには、セオリーを学ばなければいけません。

 画期的な技術を発見したり、新商品をつくったり、人とは違った斬新な発想を生み出すにも、やはりセオリーを知る必要があります。なぜなら、「非常識」は、「常識」を知ってはじめて成立するからです。

 人気芸人である南海キャンディーズの山里亮太さんは、ニュースを欠かさず見ることで常識を身に付けたのだとか。以前、池上彰さんがやられていた「週刊子どもニュース」を毎週欠かさず見るだけでなく、楽屋にまで「子どもニュースの本」や「政治・経済のハードカバー本」を5~6冊持ち込み勉強していたそうです。

 「紳助さんやさんまさんに、山里どうやねんて言われたときにすぐに返事ができないと僕のポジションはなくなりますから。だから一番勉強してます」

 ――と、山里さん本人が言うように、誰よりも常識を学ぶことで現在のポジションを確立されました。常識を学ぶこと。当たり前のことですが、忘れがちなのでぜひ取り組んでいきたいですね。

2. 徹底的に取り組む

 「プロとして成功したい」――そう考えて実際に成功している人たちは、いったいどれくらい行動しているのでしょうか。

 キングコングの西野さんは、売れない時代には、目が覚めたらすぐに相方の梶原さんと集合して、1日17~18時間くらい、ずっと漫才の練習をしていたそうです。「やるだけのことはやってきたから、結果はどうあれ落ち込むことはない」といえるほど、準備段階でやりきってきたのだとか。

 ナインティナインの岡村隆さんも、あるインタビューで「技術的な部分以外で売れた理由は何?」と聞かれて次のように答えています。

 一つだけあるとしたら、真面目に不真面目なことに取り組んできたっていうことでしょうか。ただただ僕が「テレビに出たい!」「いい車乗りたい」「いい女抱きたい」「お金ほしい」っていうのだけでやってたら、たぶんここまで来ることもなかったんやろうなっていう…。ホンマに一生懸命、「どうしたら笑い取れるんやろ」って、とにかく真面目にはやってきましたね。

 「頑張る!」と口でいうだけなら簡単です。しかし、実際に行動に移すには勇気がいりますよね。辛くてもあきらめずに挑戦する根気も必要です。そこで、次の「好きなことをする」必要が出てくるわけです。

3. 好きなことをする

 ウーマンラッシュアワーの村本さんは、自分の好きなネタをやりきることで今のスタイルが確立できたのだとか。

 村本さんが芸人を始めて6~7年目の頃は、自分では納得できない仕上がりだったので、1年以上もオーディションに参加しなかったそうです。何をやってもウケなかったし、ファンもできなかったので、ストレスで体重が100kg近くまで増えました。

 そうしてどん底まで追い詰められたとき、「もう、お客さんを笑わすよりも、自分が楽しめるネタをやろう」と思いネタを変えた。それが今のスタイルになり人気が出たのです。

 私たちは、「売れたい」と思って誰かのマネをしたり、小手先の技術を身に付けようとしがちですが、まずは何よりも「自分の好きなことをやること」が大切なんですね。

 最後に

 このように並べてみると、吉本芸人たちは、プロとして活躍するために、ごく当たり前のことを実践しているように思えます。とはいえ、この当たり前のことを徹底的に実践するのが難しいんですよね。

 しかし、これがプロとして活躍できる人とできない人の差。もし、今回紹介した三つのことが実践できていないようであれば、行動を見直してみてはどうでしょうか。そうすれば、吉本芸人たちのように、誰かに認められる日がやって来るかもしれませんよ。

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