伊坂幸太郎さんの小説といえば、複数の異なる物語が繋がっていき、最後に驚きが味わえる小説が多数あります。
それだけでなく、登場人物のセリフがユーモアに溢れ、知的なので心に残るんですよね。
私はこういった物語が大好きなので、伊坂幸太郎さんの小説はすべて読んでいます。
今回は、そんな伊坂幸太郎さんの小説【全38作品】の発売順とおすすめランキングを紹介していきます。
- 伊坂幸太郎さんの全小説を発売順にご紹介
- 伊坂幸太郎さん全小説のおすすめランキング
- 第38位 クリスマスを探偵と
- 第37位 あるキング
- 第36位 火星に住むつもりかい?
- 第35位 ジャイロスコープ
- 第34位 グラスホッパー
- 第33位 SOSの猿
- 第32位 夜の国のクーパー
- 第31位 ラッシュライフ
- 第30位 陽気なギャングが地球を回す
- 第29位 死神の浮力
- 第28位 陽気なギャングは三つ数えろ
- 第27位 マリアビートル
- 第26位 フーガはユーガ
- 第25位 アヒルと鴨のコインロッカー
- 第24位 オーデュボンの祈り
- 第23位 キャプテンサンダーボルト
- 第22位 PK
- 第21位 魔王
- 第20位 重力ピエロ
- 第19位 陽気なギャングの日常と襲撃
- 第18位 砂漠
- 第17位 フィッシュストーリー
- 第16位 ガソリン生活
- 第15位 モダンタイムス
- 第14位 死神の精度
- 第13位 サブマリン
- 第12位 首折り男のための協奏曲
- 第11位 終末のフール
- 第10位 バイバイ、ブラックバード
- 第9位 オー!ファーザー
- 第8位 シーソーモンスター
- 第7位 クジラアタマの王様
- 第6位 チルドレン
- 第5位 アイネクライネナハトムジーク
- 第4位 残り全部バケーション
- 第3位 AX アックス
- 第2位 ゴールデンスランバー
- 第1位 ホワイトラビット
- まとめ
- あわせて読みたい
伊坂幸太郎さんの全小説を発売順にご紹介
現在、伊坂幸太郎さんの小説は38作品発売されています。発売順に並べると次のようになります。
伊坂幸太郎さん全小説のおすすめランキング
では早速、伊坂幸太郎さん全小説のおすすめランキングを紹介していきます。それぞれのあらすじと感想はリンク先を参照してください。
第38位 クリスマスを探偵と
サンタクロースを信じていますか?
私は小さい頃から信じていませんでした。家が貧乏だったので、プレゼントをもらえなかったからです。
しかし、伊坂幸太郎さんの絵本『クリスマスを探偵と』を読んでサンタクロースを信じてみたくなったんですよね。
大人にも子どもにも読んで欲しい物語です。
第37位 あるキング
「もっと才能があれば…」と嘆いていませんか?
私は「もっと文才があれば…」と毎日のように嘆いていますが、伊坂幸太郎さんの小説『あるキング』を読んで、才能があるからといって成功が約束されているわけではないことに気づきました。
どれだけ才能があっても、自分を信じて行動しつづけなければ、成功にはたどり着けないんですよね。
第36位 火星に住むつもりかい?
中世のヨーロッパで行われた魔女狩りをご存じですか。
私は過去の出来事として知っていましたが、伊坂幸太郎さんの小説『火星に住むつもりかい?』を読んで、今でも魔女狩りが続いていることに気づきました。
いつか自分もその対象になるかもしれないと思うと恐ろしくなりますよね。
第35位 ジャイロスコープ
伊坂幸太郎さんの小説といえば、至るところに散りばめられた伏線がすべて回収されていくのが特徴ですよね。
これは短編でも長編でも同じです。複数の物語がゆるやかにつながっていき、読了後には必ず驚きとスッキリ感が味わえます。
しかし、『ジャイロスコープ』は、伊坂さんにしては珍しく独立した短編集なんですよね。
それは、デビュー15年目という節目を記念して企画された「文庫のおくりもの」的な作品だからです。
とはいえ、異なるタイプの短編を最後に強引につなげていくのは伊坂さんらしいのですが。
第34位 グラスホッパー
ひどくてツライ、重くてしんどい…。そんな状況に追い込まれたことはありませんか?
私はそんな状況に追い込まれたときは、なんとか抜け出そうと必死にもがき苦しんできましたが、伊坂幸太郎さんの小説『グラスホッパー』を読んで、流れに身を任せてみるのもありかな?と思うようになりました。
想像を絶するような状況に追い込まれた主人公が、流れに身を任せながらも強くなっていく姿に惹きつけられるんですよね。
第33位 SOSの猿
複数の視点で物事を眺めるようにしていますか?
私はできるだけ複数の視点が持てるように、このブログでもありきたりな感想を書かないようにしているつもりですが、伊坂幸太郎さんの小説『SOSの猿』を読んで、その想いがさらに強くなりました。
ある視点だけで物事を判断していると、簡単に洗脳されたり、騙されたりすることがわかる物語なんですよね。
第32位 夜の国のクーパー
人の話を鵜呑みにしていませんか?
私は疑り深い性格なので、あまり人の話を鵜呑みにしませんが、伊坂幸太郎さんの小説『夜の国のクーパー』を読んで、人の話を鵜呑みにすると簡単に騙されてしまうことがわかりました。
視野を広くもって自分で考えるクセをつけないと簡単に騙されてしまうことがわかる物語なんですよね。
第31位 ラッシュライフ
おすすめ度:
物語は、新進の女性画家である志奈子が、大切に育ててもらった恩人を裏切り、戸田という裕福な画商から「俺の女にならないか?」と誘われるところから始まります。
その後、場面が変わって、泥棒の黒澤が老夫婦に銃で脅されたり、父親を自殺で失った青年が神と崇める高橋を解体しようとしたり、
不倫相手との再婚を企むカウンセラーが不倫相手のパートナーを殺そうとしたり、
職を失って途方に暮れている男性が犬と拳銃を手に入れたりと、5つの異なる物語が語られます。
これら5つの異なる物語が少しずつ繋がっていき、最後にはすべてが繋がっていたことに気づけるように構成されているのが面白い小説なんですよね。

第30位 陽気なギャングが地球を回す
サスペンスはお好きですか?
私はドキドキ感が味わえるサスペンスが大好きで、小説だけでなく映画もよく観ていますが、伊坂幸太郎さんの小説『陽気なギャングが地球を回す』は一味違いました。
ハラハラドキドキ感が味わえるだけでなく、まるでジェットコースターに乗っているかのような爽快感が味わえるんですよね。
第29位 死神の浮力
サイコパスをご存じですか。100人に1人は存在する良心や罪悪感をもたない自己中心的な人たちで、簡単に人を騙したり、攻撃したり、ひどい場合だと殺人を犯したりします。
そんなサイコパスは現実社会では犯罪者として逮捕されるケースも多いのですが、伊坂幸太郎さんの小説『死神の浮力』を読んで、サイコパスに立ち向かうのは難しいことがわかりました。
死神のような圧倒的な強さを誇る存在を味方につけないと、徹底的にやられてしまうんですよね。
第28位 陽気なギャングは三つ数えろ
ゴシップ記事はお好きですか?
私は昔からあまり好きではなく、ほとんど読んできませんでしたが、伊坂幸太郎さんの小説『陽気なギャングは三つ数えろ』を読んで、さらに読みたくなくなりました。
三流記者に脅され、追い詰められていくギャングたちの姿をみていると、心からゴシップ記事は読まないに限るって思えるんですよね。
第27位 マリアビートル
ムカつく中学生っていますよね。大したことも出来ないくせに、大人をバカにしたり、見下したり、暴言を吐いたり…。
そんな生意気な中学生にはどのように対応すればいいのでしょうか。
もちろん、痛い目に合わせるしかありませんよね。伊坂幸太郎さんの小説『マリアビートル』は、そんな生意気な中学生と大人たちの戦いを描いた物語です。
第26位 フーガはユーガ
世の中には悪い奴らが大勢いますよね。そんな悪い奴らに立ち向かうにはどうすればいいのでしょうか。
もちろん、瞬間移動しかありませんよね。
伊坂幸太郎さんの小説『フーガはユーガ』は、瞬間移動という特殊能力を持った双子の主人公が、極悪非道の人間に立ち向かう姿を描いた物語です。
内容的にはつらい話ばかりですが、最後まで読めばスッキリできますよ。
第25位 アヒルと鴨のコインロッカー
哲学とユーモアを持って生きていますか?
私は自分なりの哲学を持って生きていますが、もっと深めていきたいと思って読書に励んでいます。ユーモアはお笑い好きなので少しは身についていると思うのですが…。
伊坂幸太郎さんの小説『アヒルと鴨のコインロッカー』は、厳しい現実に立つ向かうには哲学とユーモアが必要だと思える物語です。
ツライ物語が描かれていますが、登場人物たちの前向きな生き方に励まされるんですよね。
第24位 オーデュボンの祈り
常識を疑って生きていますか?
私は常識を疑って生きているつもりですが、もしあまり物事を深く考えずに過ごしているようなら、新しいアイデアが浮かばなくなったり、考える力を失ってしまうかもしれません。
そんなときは、常識はずれな物語を読んで視点を変えてみるのもひとつの方法です。伊坂幸太郎さんの小説『オーデュボンの祈り』を読んでみてはどうでしょうか。
第23位 キャプテンサンダーボルト
「一発逆転したい!」って思ったことありませんか。
私は仕事やプライベートで思うような結果が出なかったときに一発逆転したいって思いますが、伊坂幸太郎さんと阿部和重の共著『キャプテンサンダーボルト』を読んで、一発逆転するにはリスクを取る必要があることを痛感しました。
逆に言えば、リスクを取れば一発逆転できる可能性はあるんですよね。
第22位 PK
勇気を振り絞って生きていますか?
私はできるだけ勇気を振り絞りながら生きているつもりですが、伊坂幸太郎さんの小説『PK』を読んで、臆病も勇気も伝染することに気づきました。
そのため、今よりも勇気を振り絞って生きていこうって思えたんですよね。
第21位 魔王
誰かの意見に流されていませんか?
私は何でも「なぜ?」と考えるクセがあるので、あまり世間の風潮に流されていないと思いますが、伊坂幸太郎さんの小説『魔王』を読んで、考える力を失った人たちの恐ろしさがよくわかりました。
彼らはあまり深く考えていないので、発言力のある人たちの意見に簡単に流されてしまうんですよね。今の日本でもよく見かける状況ですが…。
第20位 重力ピエロ
おすすめ度:
物語の主人公は、強姦されて産まれてきた子供・春。彼は家族には恵まれましたが、強姦魔の息子であることを気にして生きていました。
それもそのはずです。彼は絵を描くのが上手く、賞をもらえることになったときも、審査員から「遺伝のおかげで絵が上手いんだね」と嫌味を言われたりしたからです。
春は、その日から得意な絵を描くことをやめました。
また、容姿が良かったので女性からモテましたが、性的なことを遠ざけて生きていました。
とはいえ、春自身も「強姦魔の息子」という事実に縛られることに意味がないことはわかっていました。しかし…。

第19位 陽気なギャングの日常と襲撃
サスペンスはお好きですか?
私はサスペンスと聞くとシリアスなイメージを思い浮かべますが、伊坂幸太郎さんの小説『陽気なギャングの日常と襲撃』はシリアスとはかけ離れていました。
前作同様に、シリアスなシーンでもギャングたちがドタバタしながら楽しそうに困難を乗り越えていくユーモアあふれる物語なんですよね。
第18位 砂漠
学生時代は真面目に勉強してきましたか?
私は多くの大学生と同じように、バカ騒ぎをして過ごしてきたので、真面目に勉強してきたとは口が裂けても言えませんが、そんな私だからこそ、伊坂幸太郎さんの小説『砂漠』を読んで懐かしい気持ちになりました。
とても恵まれた環境にいたのに、多くの時間を友人たちとダラダラ過ごしていたあの頃が、懐かしい記憶と共によみがえってきたんですよね。
第17位 フィッシュストーリー
おすすめ度:
今から三十数年前。売れないロックバンドが最後のレコーディングに臨んでいましたが、その間奏中にボーカルの五郎が突然こんなことを言い出します。
「いい曲なんだよ、届けよ、誰かに」
どれだけ良い曲を作っても、売れない悔しさを吐き出すように叫んだ言葉でしたが、演奏の出来が良かったので、彼が叫んだところを無音にして発売することになりました。
そして今から二十数年前。ドライブをしながらこの曲を聴いていた男性が、無音期間に女性の悲鳴を聞いたので助けます。
これがキッカケで二人は結婚し、子供が生まれますが、その子供が大人になった今、ハイジャック犯を捕まえます。さらに、その飛行機に乗り合わせていた女性が…。

第16位 ガソリン生活
最近、いじめの話題が後を絶たないですよね。子供たちだけでなく、大人や学校の先生までいじめをするなど、いじめについて真剣に考えざるを得ない状況になっているように思います。
しかし、伊坂幸太郎さんの小説『ガソリン生活』を読んで、いじめをする人間の心理が少しわかりました。彼らには決定的に足りない能力があるんですよね。
その能力とはアイデアを生み出す力です。アイデアを生み出して楽しむことができないからこそ、他人をいじめて優越感に浸り、能力のなさを誤魔化しているんですよね。
第15位 モダンタイムス
権力を握っている人に媚びを売って生きていませんか?
私は両親から「いつまでも反抗期だねぇ」と言われるほど、権力に媚びを売らずに生きてきましたが、伊坂幸太郎さんの小説『モダンタイムス』を読んで、その生き方で良かったかなと思えるようになりました。
圧倒的な力に屈することなく、自分の手の届く範囲の幸せを守ろうとする主人公たちに共感できたんですよね。
ちなみに、『モダンタイムス』は、『魔王』の50年後が舞台の物語です。物語としてはあまり繋がっていませんが、未読の方は『魔王』からどうぞ。
第14位 死神の精度
自分の行動に意味づけしていますか?
「なぜこの仕事をしているのか?」「なぜこの本を読んでいるのか?」「なぜブログを書いているのか?」…などなど。
私はどんなことでも「なぜ?」を考えないと気が済まない性格なので意味づけしていますが、伊坂幸太郎さんの小説『死神の精度』を読んで、意味づけすることが人間らしさなのかな?と思うようになりました。
「生きている理由なんてもとからないんだ」と決めつける死神と、生きる意味を追い求める人間との対比で強くそう思うようになったんですよね。
第13位 サブマリン
やられたことをやり返してはダメだと思っていませんか?
私は「やられたらやり返す、倍返しだ!」という信念で生きてきたので、やり返せばいいと思っていましたが、伊坂幸太郎さんの小説『サブマリン』を読んでいろいろ考えさせられました。
交通事故で両親と友人が轢き殺された場合、やり返してはダメなのか?と聞かれると「やり返していい」と言えない自分がいたんですよね。
第12位 首折り男のための協奏曲
おすすめ度:
中学二年生の中島は、仲間たちと楽しく過ごしていましたが、友達と意見がわかれたことがキッカケで、無視されるようになりました。
それだけでなく、陰で殴られたり、大金をカツアゲされたりと、どんどんいじめがエスカレートしていきます。
そんな理不尽な毎日を過ごしていた中島に、いじめの現場にたまたま通りかかった見ず知らずの「首折り男」が、救いの手を差し伸べます。
ところが、約束の日時になっても、彼は中島を助けに現れませんでした。
それだけでなく、ようやく助けに現れたと思ったら、そんな約束はなかったかのように振る舞うんですよね。なぜなら…。

第11位 終末のフール
今の生き方でどれくらい生きるつもりですか?
私は今の生き方を死ぬまでするつもりはありませんが、伊坂幸太郎さんの小説『終末のフール』を読んで、今すぐ後悔しないように行動を変えていこうと思うようになりました。
数年後に死ぬことが明確になると、このままではダメなことに気づき、今すぐ行動を変えたくなるんですよね。
第10位 バイバイ、ブラックバード
人とのつながりを大切にしていますか。
私は大切にしているつもりでしたが、よくよく考えてみると、仲のいい人たちとの関係をおざなりにしているように思えてきました。
伊坂幸太郎さんの小説『バイバイ、ブラックバード』を読んで、いつかは別れがやって来る…という当たり前のことに気づき、今目の前にいる人たちとの関係を大切にしたいって思えたんですよね。
第9位 オー!ファーザー
結婚して子どもが生まれると「やるべきこと」が驚くほど増えますよね。
仕事をするのは当然として、子どもと遊んだり、勉強を教えたり、買い物に行ったり…と、子どもと共に行動する日々が続きます。
しかし、ときどき、これで本当に子育てができているの?と不安になることがあります。そんなときにオススメなのが伊坂幸太郎さんの小説『オー!ファーザー』です。
父親の役割について考えるキッカケを与えてくれる物語なんですよね。
第8位 シーソーモンスター
嫁姑問題って大変ですよね。
私も結婚してしばらくは毎日泣きそうになりながら嫁姑問題と向き合っていましたが、伊坂幸太郎さんの小説『シーソーモンスター』を読んで、それらの日々が懐かしく思い出されました。
どれだけ努力をしても対立してしまう人たちがいるんですよね。そして、対立を解消するにはお互いが自分をさらけ出して向き合うしかないことに気づける物語です。
第7位 クジラアタマの王様
今を一生懸命に生きていますか?
私は一生懸命に生きているつもりですが、心のどこかで奇跡的なことが起きて一発逆転できるイメージを持っていました。
しかし、伊坂幸太郎さんの小説『クジラアタマの王様』を読んで反省したんですよね。今をどうにか出来るのは今の自分だけだと気づいたからです。
第6位 チルドレン
誰とでも対等に付き合っていますか?
私は誰とでも対等に付き合っているつもりでしたが…。伊坂幸太郎さんの小説『チルドレン』を読んで反省しました。
自分より能力が劣っていると思っている人たちに対して、上から目線で接していることに気づいたんですよね。
第5位 アイネクライネナハトムジーク
恋していますか?
私は結婚して子供がいるので、毎日のように妻や子供たちに恋していますが、伊坂幸太郎さんの小説『アイネクライネナハトムジーク』を読んで、恋っていいなぁ…と素直に思えました。
気がつけば好きな人のことを思い浮かべていたあの頃を、甘酸っぱい気持ちと共に思い出すことが出来たんですよね。
第4位 残り全部バケーション
結果ばかり追い求めていませんか?
私は結果ばかり追い求めていましたが、伊坂幸太郎さんの小説『残り全部バケーション』を読んで、結果だけでなくプロセスも大切にしたくなりました。
「歩いても、走っても、飛んでも結果が変わらないのなら、飛びたいだろうが!」という主人公たちのセリフが心に響き、そう思えるようになったんですよね。
第3位 AX アックス
家族のことを大切に思っていますか。
私は家族のことを大切にしていると自負していましたが、伊坂幸太郎さんの小説『AX アックス』を読んで衝撃を受けました。主人公の殺し屋が言葉だけでなく本当に家族のことを思って行動していたからです。
殺し屋なのに家族のことを何よりも大切に思う主人公に、涙なしでは読めない物語なんですよね。
第2位 ゴールデンスランバー
どれだけの人に信頼されて生きていますか?
私は、家族には信頼されていると思いますが、それ以外の人たちにはどのように思われているかわかりません。結構、いい加減なところがあるからです。
そのため、伊坂幸太郎さんの小説『ゴールデンスランバー』を読んで反省したんですよね。もう少し誠実に生きようと心から思いました。
第1位 ホワイトラビット
おすすめ度:
物語の主人公は赤ちゃん言葉で妻の綿子ちゃんとイチャイチャするのが大好きな兎田孝則。
彼は、誘拐を請け負うグループに所属し、これまで多くの人間を脅し、痛めつけてきましたが、ある出来事がきっかけで大好きな綿子ちゃんが誘拐されてしまいます。
一方その頃、泥棒の黒澤は、同業者である中村と今村に頼まれて盗みを働いていました。
すでに家の主人は亡くなっていたので簡単な仕事になるはずでしたが、今村のミスがキッカケで、ホワイトラビットと呼ばれる籠城事件に巻き込まれていくことに。
これら接点のない二つの物語がつながっていくところが楽しめる小説です。

まとめ
今回は、伊坂幸太郎さんの小説【全38作品】の発売順とおすすめランキングを紹介してきました。
私はどちらかというと「驚きがあって登場人物たちのセリフにクスッと笑えるような物語」が好きなので、このような順位になりましたが、
どれも面白い小説ばかりなので、未読のものがあればぜひ読んでみてください。
きっと素敵な時間が過ごせると思いますよ。
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