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 「面白くて伝わるエッセイが書きたい!?」と思っている人は多いはず。しかし、簡単には書けませんよね。一体、どうすればいいのでしょうか。

 結論からいえば、次のどちらかを実践することです。

・希少価値のある体験を文章にする
・人とは違う視点で文章を書く

 たとえば、「ホームレスから社長に成り上がった経営者の話」や「北朝鮮に旅行に行った人の話」、「オリンピック選手の裏話」などは、体験そのものに希少価値があるので、それだけで面白いエッセイが書けそうですよね。

 しかし、私のように平凡な毎日を暮らしている人には、そのようなエッセイは書けません。そこで、人とは違う視点で文章を書く必要が出てきます。

 今回は、本『話は5行でまとめなさい』を参考に、どうすれば人とは違う視点で文章が書けるのか考えてみたいと思います。

 5行エッセイとは?

 アメリカで育った人たちは、自己主張がとても上手ですよね。それは、小さい頃から「5行エッセイ」を学び、わかりやすく伝える練習をしているからだそうです。

 ここで、5行エッセイについて簡単に説明すると、

  1. はじめに:つかみ、言いたいこと
  2. 本文①:言いたいことの内容・理由
  3. 本文②:言いたいことの内容・理由
  4. 本文③:言いたいことの内容・理由
  5. まとめ:言いたいこと

 という5行で構成された文章のこと。たとえば、

  1. 来週の月曜日、新宿御苑でランチ・ピクニックをしませんか。
  2. 桜の見ごろだし、天気も良いみたいです。
  3. みんなヘルシー志向だし、体に良いものを持ち込んで。
  4. 久しぶりに集まってお話ししたいですね。
  5. いかがでしょうか?

 とすれば、ピクニックにお誘いする文章が簡単に書けます。

 ポイント①:3つの本文はすべて異なる視点にする

 5行エッセイを書くときに最も大切なことは、本文をすべて異なる視点で書くこと。

 先ほどの例だと、本文①では季節と天気、本文②では健康、本文③では人間関係と3つの視点からピクニックの魅力を語り、誘っています。この3つの視点の組み合わせでエッセイの面白さが決まるんですね。

 どれだけお肉が好きでも、サンドウィッチの具がハムとベーコンとサラミでは美味しくありませんよね。トマトやベーコン、チーズなど異なる種類の具があるから美味しいのです。

 文章も同じです。似たような視点で文章を書いても、目新しさはなく、続きを読みたいとは思ってもらえません。だからこそ、視点を変える必要があるんですね。

 ポイント②:3つの本文の組み合わせに目新しさを入れる

 とはいえ、3つの視点を変えても、当たり前のことを並べていは面白いエッセイにはなりません。少なくとも1つは、目新しい視点を入れること。

 たとえば、

  1. 大河ドラマ『西郷どん』がオススメです。
  2. 西郷どんの生き様を通して自分の「使命」とは何かを考えたくなります。
  3. 幕末から明治時代の歴史を学ぶことができます。
  4. そして、何よりも物語に惹きこまれます。
  5. ぜひ、『西郷どん』を観てはどうでしょうか。

 これだと少し堅苦しくて、面白みがありませんよね。そこで、本文③を次のように変えてみます。

  1. 大河ドラマ『西郷どん』がオススメです。
  2. 西郷どんの生き様を通して自分の「使命」とは何かを考えたくなります。
  3. 幕末から明治時代の歴史を学ぶことができます。
  4. そして、何よりも熊本弁が聞き取れるようになります。
  5. 熊本旅行に行く予定があるなら『西郷どん』を観てはどうでしょうか。

 こうすれば先ほどの文章よりも親しみがもてますよね。少なくとも本文のひとつは、変わった視点を入れましょう。

 ポイント③:「はじめに」に魂をこめる

 どれだけ本文が面白くても「書き出し」がつまらないと読んでもらえません。

 そこで、「はじめに」は、本文を書いた後で見直すことにします。本文を書くと、書きたいことが洗練されていきますよね。脳内で伝えたいことが明確になっていきます。十分に脳内熟成が終わったあとに、「はじめに」を書き直すのです。

 そうすれば、今よりもずっと面白くて伝わるエッセイが書けるはず。

 ちなみに、長文を書く場合でも、5行エッセイを書いてから、肉付けするのがオススメです。そうすれば、文章の構成や伝えたいことが明確になり、伝わるエッセイが書けるはず。

 最後に

 今回は、本『話は5行でまとめなさい』を参考に、どうすれば人とは違う視点で文章が書けるのか紹介してきました。

 より詳しい内容を知りたい方は、ぜひ本書を読んでみてください。

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