webstation plus

 この前のエントリで、今後、エンジニアとして活躍したいのなら自律するしかないと書きました。

 では、どうすれば自律できるのでしょうか。もちろん、勉強して考える力をつけるしかありませんよね。新しい技術や世の中の流れを理解し、自分にしかできないオリジナルの技術や製品、サービスを生み出す力をつけていく。そんな勉強をする必要があります。

 ところが、いざ勉強するとなると、モチベーションが保てなくないですか。すぐに飽きたり、他のことに目移りしたりしませんか。もしそうだとしたら、勉強のやり方が間違っているのかもしれません。面白くないことは誰だってしたくありませんからね。

 なぜ勉強が面白くないのか

 それは、「自分の幸せにつながっている」と実感できる勉強をしていないからです。

 たとえば、教養。ある一定以上の基礎スキルを身につけている人は別ですが、基礎スキルがない人がどれだけ歴史や文化を学んでも、その分野の将来を予測したり、新しい切り口を見つけ出すことはできません。教養は基礎スキルを身につけた後で十分です。

 だからこそ、私たちがまずやるべきなのは、自分の幸せにつながる勉強です。たとえば、収入が増えたり、転職先が広がるような、確実に成果が実感できる勉強です。そのためにやるべきことは――。

 勉強が楽しめる仕組みをつくること

 これにつきます。そもそも、企業が設備や新製品開発に先行投資していかないと生き残れないように、私たちも繰り返し自分のキャリアに勉強というかたちで自己投資していかないと、倒産してしまいます。だからこそ、楽しみながら勉強する必要があるわけですね。

 具体的には次の3つのステップで、短期間で勉強の成果を実感できることを目指します。

  1. 基本思想を理解する
  2. 基礎を徹底的に学ぶ
  3. 自分の言葉でアウトプットする

1. 基本思想を理解する

 そもそも、今学ぼうとしている分野の知識や資格は、何のために存在するのでしょうか。世の中にどういう貢献をしているのでしょうか。そして、その知識を得ることで自分にはどのようなメリットがあるのでしょうか――。

 ということを心の底から納得している必要があります。「何のために勉強するのか?」が明確にならなければ、絶対にモチベーションは保てません。

2. 基礎を徹底的に学ぶ

 また、短期間で成果が出ないとモチベーションが下がりますよね。ところが、短期間で成果を出すには、逆説的ですが、辛抱強く、半年間、基礎体力をつけることに集中しなければいけません。

 サッカーや野球などのスポーツを想像すれば、基礎体力がなければ応用力がつかないことはわかりますよね。勉強だって同じです。だから半年間は成果が出なくても気にしないこと。

3. 自分の言葉でアウトプットする

 とはいえ、まったく成果が実感できないのはツライですよね。そこで、日々勉強したことを自分の言葉でアウトプットしていきます。そうすることで、自分が何が理解できたのかを、つまりは自分の成長を実感できるようになります。

 また、私たちが考えていること、思っていること、覚えたと思っていることは、実はとても曖昧です。今、私がここに書いていることは、本を読んで自分なりに理解したことですが、言葉で上手く表現できないところがあるとすれば、それは私があまり理解できていない部分になります。

 つまり、勉強したことをアウトプットすることで、自己成長を実感できるだけでなく、自分が理解できていない部分も明確にできるんですね。

 ちなみに、アウトプットには締め切りを設けること。通信教育で定期的に課題を提出するのと同じように、勉強が不十分でもアウトプットしていきます。これを繰り返せば、成長を加速することができますよ。

 成果を求めすぎてもダメ

 このように、継続的に勉強するにはワクワクできる仕組みづくりが必要です。収入が増えたり、好条件で転職が勝ち取れたり、自己成長が感じられたりと、成果が出る仕組みが必要です。

 しかし、必要以上に成果を求めてもいけないんですよね。

 あの宮部みゆきさんも、OL時代に小説教室に通うところから始めたそうですが、そこから人気作家になる過程で学んだことは、

  1. 書くことは呼吸するのと同じくらいの肉体労働として位置づけ、とにかく量産すること。
  2. 売れるか、売れないかは時代と合うかどうか。報われるかは、正直、わからないと割り切ること。
  3. 自分しかわからないものなど書かず、エンターテイメントのための文学として存在すること。

 の3つだと言います。もし、勉強が楽しめてないようなら、成果につながらない勉強をしていないか、もしくは必要以上に成果を求めていないか見直してみましょう。

 今すぐ行動を起こそう

 今回は、勉強が楽しめる仕組み作りの重要性を紹介してきました。もし、勉強が面白くないようなら、今回紹介した方法を参考に、自分なりに勉強が楽しめる仕組みを模索してみてはどうでしょうか。

 私も今日から学びなおし、ブログにアウトプットしていこうと思います。行動を起こすなら今すぐですよ。

 関連記事

自分らしく生きるために必要な力/『直感力』

 私たちは「お昼ご飯」から「結婚相手」にいたるまで、さまざまなことを自由に選択することができる。しかし、「お昼ご飯」でも「結婚相手」でも、すべての選択肢を検討することなどできない。そんなことをしていては、どれだけ時間があ …

お金を稼いで幸せになる方法

(※『億男』表紙より)  お金があれば幸せになれると思っていませんか。  しかし、どれだけお金があっても幸せになれるとは限りません。家庭が崩壊してしまった億万長者や牢屋に入ることになった成金たちのニュースを見ていると、ま …

「自分の時間を大切にしている人」が絶対にしないこと

 それはバカと付き合うことです。ここで言うバカとは学力の話ではなく、思考停止に陥って、会話をしても何も得られるものがない人のことです。  そんなバカと付き合っている暇があるなら、やりたいことに時間を割いた方がいいですよね …

残業しても評価されない時代がやってきた!?

 週休三日と聞いてどう思いますか?  「休みが増えて嬉しい!」と思う人もいるでしょうが、それほど単純な話ではありません。これまでと同じ成果を出しながら休まなくてはいけないからです。  ヤフーではすでに2017年4月から子 …

脳の力を引き出そう!?あなたの脳のしつけ方

 「今から頑張るぞ!」と決意しても、なかなか思い通りに行動できないことありますよね。たとえば、 ・勉強しようと思っても集中できない ・なかなか決断できない ・新しいアイデアが浮かんでこない  などなど。そんなとき、「自分 …

時間とお金が貯まる片づけ法/『トヨタの片づけ』

 もし、「片づけ」をしていないなら損をしている。多くのムダが発生しているからだ。具体的には次の四つのムダが発生している。 スペースのムダ 時間のムダ 間違えるムダ とりに行くムダ  たとえば、家事が苦手な人を例に考えてみ …

なぜ、エンターテイメントのための読書に価値がないのか

 この前のエントリで「読書は多読よりも一行でも線を引いて実践した人の勝ち」という趣旨の内容を書いたところ、エンターテイメントのための読書ではダメなのか?とコメントをいただきました。  このコメントに回答するには、エンター …

幸せになりたいなら今すぐやるべき3つのこと

(※『四つ話のクローバー』表紙より)  幸せになりたいと思っていませんか?  しかし、どれだけ幸せになりたいと願っても、今のままでは幸せになれません。幸せになれる人は、今この瞬間も幸せを感じているからです。  では、どう …

「悩む必要のない」ことで悩んでいませんか?

 悩みって本当に尽きないですよね。 自分のやりたいことが見つからない 頑張っているのに誰も認めてくれない 同じ失敗を何度も繰り返してしまう  などなど。もし、このような悩みを抱えているようなら、「前提」を疑ったほうが良い …

老後貧乏にならないために、楽しみながら節約する方法

 老後に備えて貯蓄していますか?  「老後なんてまだまだ先の話だよ!」と考え、今を優雅に暮らしている人も多いと思いますが、一般的に老後に必要なお金は「3000万円程度」だと言われています。それだけのお金を貯めることができ …