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 年をとるにつれて、似たような話、古い話を何度もくりかえす方が増えますよね。私の周りにも「この前もきいたよー」ってツッコミたくなるくらい同じ話をくりかえす方がいます。老化現象でもあるので、ある程度は仕方ないのでしょうが、老化現象と割り切ってはいけないんですよね。

 なぜなら、同じ話をくりかえすのは勉強していないから。勉強しないと知識や考え方が更新されていかず、古い知識だけに頼って話すことになるので、内容に広がりが生まれません。だから同じ話を繰り返すしかないんです。

 もちろん、これは高齢者に限った話ではありません。勉強しなければ誰もが似たような状態に陥ってしまいます。

 また、世の中全体でみると、必ず誰かが勉強していますよね。つまり、社会は日々賢くなっています。それなのに勉強しないでいるとどうなるでしょうか。相対的に社会から置いてけぼりを食らうことになるでしょう。

 というわけで、社会人になってからも勉強した方がいいのですが、なかなか難しいですよね。「勉強しよう!」と決意しても、すぐに挫折してしまいます。そこで勝間和代さんの本『無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法』を読んで、社会人になってからも楽しく勉強が続けられる方法について学びました。

 この本を読んでわかった楽しく勉強が続けられる方法は次の4つ。

  1. 基礎を最初に徹底的に学ぶ
  2. 先達から、勉強の仕方をしっかり聞く
  3. 学ぶ対象の基本思想を理解する
  4. 学んだことを自分のことばでアウトプットする

 基礎を最初に徹底的に学ぶ

 基礎を理解せずに、いきなり難しい問題に挑戦していませんか。

 たとえば、英語を勉強しようと思ったとき、単語や熟語、文法の勉強をまったくせずに、いきなり字幕なしで洋画を見ようとすると――挫折するに決まっていますよね。

 だからこそ、最初に基礎を徹底的に学ぶ必要があるんです。

 短期間で結果を出す人たちに共通するのは、辛抱強く、半年間、基礎力をつけることに集中する、ということです。スポーツを想定してもらえれば、基礎力がないと応用力もつかないというのは理解しやすいと思いますが、勉強でも、まったく同じなのです。

 「急がば回れ」ということわざもありますが、まずは基礎を徹底的に学んだ方が効率的に、そして継続して勉強ができるようになりますよ。

 先達から、勉強の仕方をしっかり聞く

 では、どうやって基礎力を身につければいいのでしょうか。

 その道の先達から、勉強の仕方を聞くことです。ここで間違えてはいけないのは、勉強の内容を聞くことではありません。どうやって、その先達たちは上達したのか、具体的な勉強のやり方や手順を学びます。

 英語なら、「この文章の意味を教えてください」と聞くのではなく、どうやったら「この文章が読めるレベルになれますか」と聞くことになります。

 もし、身近に先達がいなくても、ネットで検索すれば、その道の達人が勉強方法を詳しく紹介してくれています。ネットを上手く活用して勉強方法を学ぶようにしましょう。

 学ぶ対象の基本思想を理解する

 その分野の知識や資格は何のために存在し、世の中にどういう貢献をしているのか、そして、その知識体系を得ることで自分にはどのようなメリットがあるのか、ということを理解するのです。

 たとえば、私たちが英語を勉強すべきなのは、英語が比較的わかりやすい、簡単な言語体系になっているから。つまり、誰もが覚えやすい、世界共通の言語として最適だからなんですね。

 また、英語はどちらかというと、目で読むよりは、耳で聞くほうが向いている、音声系の言語です。それに対して、日本語は、目で見て書くほうが効率的な言語体系になっています。だからこそ、英語は読み書きを中心に勉強するより、ヒアリングを熱心にしたほうが上達が速いのです。

 このような基本思想を理解するのとしないのとでは、勉強に対するモチベーションも取り組み方も大きく変わりますよね。そのため、なぜそれを勉強する必要があるのか、勉強するとどのような効果が得られるのかを理解することから始めましょう。

 学んだことを自分のことばでアウトプットする

 勉強と聞くと、本を読んだり、英語を聞いたりする「インプット」のイメージが強いかもしれませんが、それだけではいけません。インプットとアウトプットの時間が半々になるようにしていくべきです。なぜなら:

 人間の思考や、考えていること、思っていること、覚えたと思っていることというのは、実は非常に曖昧なものです。いま、私は考えてきたことを、ここで文章にしていますが、もし、ことばでうまく表現できないことがあるとしたら、それは、実は、まだよくわかっていない部分があるということです。たとえ勉強してきたのだとしても、ことばにするほどにはわかっていなかったのです。

 自分の言葉でアウトプットすると、よくわかっていない箇所が明確になるので、次に勉強すべき箇所がわかります。さらに、わからない箇所を勉強してアウトプットしていくと、どんどんわかることが増えていくので勉強そのものが楽しくなっていくんですね。

 だからこそ、社会人になってからの勉強はインプットよりもアウトプットが大事なんです。もちろん、インプットも大事ですが、放っておくとインプットの割合が9割という状況になりかねません。意識してアウトプットしていきましょう。

 まとめ

 本のタイトルどおり勉強することで年収が10倍アップするとは思えませんが、日々勉強しなければ面白くない人間になってしまうのは間違いありません。

 また、今後は人工知能の発達により、私たち人間が仕事をするよりも機械に任せたほうが効率的な時代が訪れます。そのような時代のなかで、自分の好きなこと、やりたいことを仕事にするには毎日の勉強の積み重ね、しかも楽しみながら勉強できることが大前提になるでしょう。

 ぜひ、今回紹介した方法を駆使して勉強生活を楽しんでみてはどうでしょうか。私も、この本から楽しく勉強しようと思っています。

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