webstation plus

(※『ハードワーク』表紙より)


 2015年のラグビーワールドカップ。日本は、優勝候補の南アフリカに勝利しました。

 しかし、前評判は日本が負けて当然だと誰もが思っていました。南アフリカの通算成績は25勝4敗で過去2回もワールドカップで優勝している強豪。対する日本は1勝21敗1引き分けの弱小チームだったからです。

 では、なぜ日本は優勝候補の南アフリカに勝てたのでしょうか。

 日本を勝利に導いたエディー・ジョーズ監督の考えに学んでみましょう。

 マイナス思考をやめる

 私たち日本人がやりがちなこと。それは、「自分はどうせダメだ」という思い込みです。

 ラグビー日本代表の選手たちも体格や基礎体力が外国人選手より劣っているので、勝てないと思い込んでいました。

 あの五郎丸選手もそのひとり。「どうせ勝てない」と思い込み、真剣に練習をしていなかったそうです。

 もちろん、このままでは絶対に勝てませんよね。考え方を変える必要があります。

 そこで、エディー・ジョーズ監督は短所を長所に変える方法を考えました。

 体格差があるということは、それだけすばしっこく動けるということ。スピードを活かす方法を考えたんですね。

 スポーツと聞くと、身体的なものによる部分が大きいと思われがちですが、実際は、考え方や姿勢など、精神的なもののほうがずっと大きいそうです。

 もちろん、仕事や勉強も同じです。マイナス思考はやめ、短所を長所として活かす方法を考えましょう。

 「そんなことができるわけない」と思える目標を立てる

 そうは言っても、マイナス思考から抜け出せない人も多いのではないでしょうか。

 ラグビー日本代表選手もそうでした。なかなか奮い立つことができなかったようです。

 そこでエディー・ジョーズ監督は「そんなことができるわけない」と思える目標を立て、君たちならできると言葉を変えて何度も語りかけたそうです。

 抽象的ではなく数字などで具体的に表現でき、結果が出たときに達成できたかどうか、はっきりわかる目標。

 そんな明確な目標を掲げ、それを達成できた時のイメージを持たせ、選手を晴れやかな気持ちにさせたのです。その気持ちが熱意と努力を生み出します。

 人には計り知れないほどの力が眠っているそうです。手の届きそうな目標を掲げれば今の力だけで頑張ろうとしますが、届かなさそうな目標を掲げると「眠った力」を呼び覚ますことができます。

 実際、エディー・ジョーズ監督は「君たちは、これから世界のトップ10に入る!そして、3年後のワールドカップに、必ず勝つ!」という目標を掲げて、南アフリカに勝利しました。

 誰もが不可能に思える目標を掲げるからこそ限界突破ができる、自分の力を信じられるようになるのかもしれませんね。

 ハードワーク(100%の努力を)する

 マイナス思考をやめ、「そんなことができるわけない」と思うほどの大きな目標を立てたら、あとは努力するだけです。

 ただし、100%の努力をする必要があります。50%や80%の努力では自分を変えることができないからです。

 では、100%の努力とは具体的にどうすることなのでしょうか。

 それは徹底的に準備することです。何事も、本番で大きな力を発揮しようと思えば、普段から力を発揮しておく必要がありますよね。だからこそ、徹底的に準備しておくのです。

 もうひとつは、失敗を恐れないこと。ビジネスでも、新しいことを始めれば最初に失敗があるはずです。

 大成功したビジネスマンを見てください。彼らはほぼ全員、どこかで倒産などの大きな失敗をしていますよね。

 しかし、そこから何かを吸収し、大きな成功を成し遂げています。

 つまり、「ハードワーク」とは、100%の努力と失敗を恐れない勇気を持って、自分を良くするために行動を起こすこと。

 ぜひ、ハードワークを実践して、想像を超えた未来を手に入れてください。

 最後に

 今回は、想像以上の結果を出すためには、マイナス思考をやめ、「そんなことができるわけない」と思うほどの大きな目標を立て、努力することが大切だと紹介してきました。

 これだけを読むと、他のビジネス書に書かれている内容と同じように思いますが、エディー・ジョーズ監督が言うように同じ内容を違う言葉で繰り返し聞き、潜在意識までその考えを浸透させることが大切です。

 そうすれば必ず行動が変わっていくからです。

 というわけで、私も久し振りにビジネス書を読むことにしました。そして潜在意識を変えていきたいと思います。

 今回紹介した内容が気になった方は、ぜひ『ハードワーク』を読んでみてください。

 関連記事

35歳から始まる「第二の人生」を楽しむためのチェックリスト5つ

 35歳という年齢は、第二の人生のスタート地点だといわれています。  たとえば、仕事。「転職35歳限界説」が巷でささやかれているように、35歳を過ぎると転職のハードルが高くなり、よほどスゴイ専門性があるか、あるいはマネジ …

小さな鳥カゴに閉じこもっていない?自分らしく生きるための法則

「毎日を人生最後の日だと思って生きてみなさい」  とは、スティーブ・ジョブズの言葉です。彼はこう続けます。 毎朝、私は鏡に映る自分に問いかけてきました。 「もし、今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことは、 …

つまらない人は職を失い、面白い人に仕事とお金が集まる時代に

 子どもの頃、「バカだなぁ」と笑っていた出川哲朗さんが、大人になるにつれて実はスゴイ人だということがわかり、反対に憧れを抱いていた大企業のサラリーマンが、実はいくらでも代わりが利く仕事をしているという事実を、大人になった …

お金よりも「つながり」を大切に/『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』

 「努力すれば幸せになれるのか」――これが本書のテーマである。そして、その答えは「No!」。なぜか。  結論からいえば、私たちの能力の大半は遺伝によって決まっているからだ。走るのが得意じゃない人が、どれだけ走る練習をした …

なぜ、優秀な社員が「追い出し部屋」に追い込まれるのか

 『切り捨てSONY』を読み終えるまでは、「リストラ部屋(追い出し部屋)に追いやられた人=仕事ができない人」だと思っていました。  しかし、そうではない人たちも大勢いるんですよね。すなわち、優秀な人たちも「リストラ部屋」 …

人気の吉本芸人が考える「売れる秘訣」とは!?

 「お笑い芸人になりたい」「小説家になりたい」「ハンドメイド作家として活躍したい」…などなど、夢を実現するために挑戦している人は大勢います。しかし、そのなかで成功できるのは、ほんの一握りの人たち。  では、成功できる人と …

部下が育たないのは上司の責任!?リーダーに必要な3つの要件

 部下が思うように育たないことを悩んでいませんか。  私はよく悩んでいます。一緒に仕事をしている人が同じような失敗をしたり、無駄な仕事を繰り返しているからです。しかし、その原因が上司である私にあるのだとしたら…。  そこ …

「時間がないからできない」という言い訳で損する理由

 自分で決めたことを確実に実行していますか。私はできていません。「毎日ブログを書こう」と決めても、3日以内には諦めてしまい、言い訳をしています。  「仕事が忙しくて」「子育てもしないといけないし」「突然の予定が入ったから …

「仕事がつまらない」ときの対処法は3つしかない

 仕事がつまらない。そんな状況に陥ったとき、私たちが取れる対処法は3つしかありません。 転職する 仕事以外の何かにのめりこむ 目の前にある仕事で実績をつくる  まず、一つ目の「転職する」という選択ですが、「仕事がつまらな …

セルフ・イノベーションを起こそう/『僕は、だれの真似もしない』

 シャープや東芝をはじめとする、いわゆる日本の大企業が軒並みダメになっている。なぜだろう。  2004年にApple日本法人代表取締役をスティーブ・ジョブズ氏から託された前刀禎明氏は、「日本人一人ひとりがセルフ・イノベー …