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(※『愚者のエンドロール』表紙より)


 米澤穂信さんの小説『愚者のエンドロール』。

 前作『氷菓』に続く古典部シリーズ第2弾の本作は、2年F組の先輩たちが自主制作したミステリー映画の謎に迫る物語です。読めば驚きの結末が!?

 今回は『愚者のエンドロール』のあらすじとおすすめポイントを紹介します。

 『愚者のエンドロール』のあらすじ

 2年F組の先輩たちが、文化祭で発表するためにミステリー映画を自主制作します。

 その試写会に呼ばれた古典部の4人は、楽しく映画を観ていましたが、海藤先輩が殺害されたシーンで映像が途切れてしまいました。脚本家の本郷真由が倒れ、続きが撮影できなかったからです。

 そこで、古典部の4人にこの映画の犯人を特定して欲しいという依頼が舞い込みます。省エネ主義の奉太郎は断ろうとしますが、

「わたし、気になります」

 という千反田えるの一言で犯人を推理することに。犯人は一体誰!?

 先輩3人と奉太郎が密室の謎を推理!?

 山奥にある廃村の劇場で殺害された海堂先輩。その謎に迫るために、奉太郎たち4人は、他の先輩たちから話を聞くことにしました。

 まず一人目は助監督の中城。彼の推理は、犯人は窓から侵入したというものでした。

 二人目は、小道具班の羽場。彼の推理も窓から侵入したというものでしたが、中城とは違い、ロープを使って2階から侵入したと推理します。

 そして、三人目。広報班の沢木口は、ミステリーという名のホラーだと推理。つまり、怪人が壁をすり抜けて殺人を犯したというものでした。

 どの推理にも納得できなかった奉太郎は、今回の依頼相手である入須に促されて自ら探偵役に。彼の見事な推理で事件は解決したかのように思われましたが…。

 密室の謎に複数の切り口から攻める斬新なミステリー小説です。

 なぜ、本郷はトリックを明かさなかったのか!?

 この物語の最大の謎は、脚本家の本郷がトリックの謎を明かさないところ。

 この謎が解けたとき、本書のタイトル『愚者のエンドロール』に込められた意味を知る手がかりが得られます。

 ちなみに、タイトルにある「愚者」はタロットの暗示。里志が古典部の4人と依頼人である入須にお似合いの暗示を選んだもののひとつでした。

 この意味も最後に明かされるのですが、それも面白い!?

 最後に

 米澤穂信さんの小説『愚者のエンドロール』。読めば驚きの結末が!?

 気になった方は、ぜひ読んでみてください。

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