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 仕事がつまらない。そんな状況に陥ったとき、私たちが取れる対処法は3つしかありません。

  1. 転職する
  2. 仕事以外の何かにのめりこむ
  3. 目の前にある仕事で実績をつくる

 まず、一つ目の「転職する」という選択ですが、「仕事がつまらない」という理由で転職できる人は、これまでに何らかの実績をつくってきた人。今の会社(職場)に頼らなくても、面白い仕事ができる人です。そのため、何の実績も出せていないようなら、残り2つのどちらかを選択するしかありません。

 次に二つ目の「仕事以外の何かにのめりこむ」という選択ですが、これはマラソンや音楽、読書といった趣味に没頭する。あるいは、株やFX、ブログなどの副業にのめりこむという選択です。

 もちろん、これは悪い選択ではありません。今でも多くの企業がリストラを続けているように、会社に頼って生きていくことが難しい世の中になっています。だからこそ、過去のエントリにも書いたように「会社以外にも生きがいをもつ」ことは重要なことだと思います。

 しかし、会社で過ごす時間は決して短いものではありません。できることなら、つまらない仕事よりも、やりがいのある仕事、楽しい仕事をして過ごしたいですよね。そこで、三つ目の選択「目の前にある仕事で実績をつくる」必要が出てくるわけです。

 「そうじの神様」が教えてくれたこと

 さて、ここで『ディズニー そうじの神様が教えてくれたこと』の著者である鎌田洋さんの物語を紹介しましょう。

 鎌田さんは、「ディズニーランドで働きたい」という夢を実現するために、それまで働いていた会社を辞め、東京ディズニーランドの入社試験を受けることにしました。

 しかし、結果は4回連続で不合格。すでに結婚して子どももいた鎌田さんは、アルバイトで生活費を稼ぎ、なんとか毎日を過ごしていたそうです。そうして、あきらめずに挑戦した結果、5回目の試験で見事合格。長年の夢であった東京ディズニーランドの社員として働くことができたのです。

 しかし、現実はそう甘くはありませんでした。配属された部署は、希望していた部署ではなく「夜間の清掃部門」だったのです。

 会社を辞め、アルバイトをしながら挑戦した結果が夜間の清掃部門への配属。「いったい家族になんていえばいいんだ。掃除だなんて、家族はおろか友達にも恥ずかしくていえない」――そう鎌田さんは悔やんだそうです。

 しかし、そんな鎌田さんに幸運が訪れます。ディズニーの世界で「そうじの神様」と称えられたチャック・ボーヤン氏と出会うことができたのです。

 チャック氏の仕事への情熱は半端なものではありませんでした。たとえば、お客様の目に触れることのない「仮設事務所のトイレ掃除」を徹底的にする。お客様がゴミ箱を探さなくてもいいように、一度決めたゴミの位置を、何度も変える――などなど、とにかく徹底して仕事に取り組んでいました。

 この姿を目の当たりにした鎌田さんは、「もしかすると、与えられた仕事に対して、限界などないのかもしれない。ここまでやればいいだろう、これだけやったのだから十分だろう…と、決めてしまった時点で、ウォルトが求める「完璧」は成立しないのだ」ということに気づきます。

 さらに、「仕事とは、楽をするほうが得とか、担当以外のことをしたら損とか、自分の都合のためにやるものではない。できるだけベストな環境をつくることを目指し、お客様に喜んでもらうためにするのだ」ということに気づいたのです。

 その後の鎌田さんは、つまらないと思っていた清掃の仕事に全力で取り組むことで実績をつくり、初代ナイトカストーディアルキャスト(夜間の清掃部門)のトレーナー兼エリアスーパーバイザーとして活躍されました。さらに、現在では「ディズニーの神様シリーズ」の作家として活躍されています。

 最後に

 鎌田さんの物語からわかることは、目の前にある仕事がどれだけつまらなくても(つまらないように見えても)、全力で取り組み、実績をつくれば、いずれ想像していたよりも素晴らしい未来が切り開けるということです。おそらく、目の前にある仕事で実績を作った人だけが、やりがいのある楽しい仕事ができるのでしょうね。

 私も「目の前にある仕事」がつまらないときには、ついつい「転職したい」「ブログにのめりこもう」といった選択をしてしまいがちですが、これからは「目の前にある仕事で実績をつくる」ことを心に定めて挑戦していきいたいと思います。そうすれば、鎌田さんのように想像よりも素晴らしい未来が切り開けるかもしれませんしね。

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