百田尚樹『フォルトゥナの瞳』は人のために生きるのも悪くないかもしれないと思える物語

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 自分さえ良ければいいと思っていませんか?

 私はできるだけまわりの人たちと一緒に良くなる行動をとっているつもりですが、自分だけ幸せになれれば、他人はどうなったって構わない…と考えている人も多いように思います。

 そんな人にオススメなのが、百田尚樹さんの小説『フォルトゥナの瞳』。読めば、人のために行動するのもそれほど悪くないかもしれない…と思えますよ。




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 冴えない主人公が特殊能力を手に入れる物語

 では、あらすじから。

 物語の主人公は、木山信一郎というごく普通の青年。

 彼は幼い頃に両親と妹を亡くし、孤独な毎日を過ごしていました。友人も恋人もできず、朝から晩まで仕事をしては夜眠るだけの毎日です。

 ところがある日、彼は特殊能力を手に入れます。それは「他人の死」が見える瞳でした。漫画『デスノート』で、死神と契約した弥海砂が、自分以外の人間の寿命が見えるのと似たような能力です。

 しかし、『デスノート』の登場人物たちとは決定的に違うところがありました。それは、信一郎が人を殺すためではなく、人を救うためにこの能力を使ったところです。

 寿命が尽きようとしている人たちを、死の淵から救い出そうとするんですよね。

 ところが、この能力には意外な落とし穴がありました。人を救えば、その代わりに自分の寿命が短くなってしまうのです。

 それでも、彼はこの能力を人のために使い続けました。その結果…。

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 人のために行動すれば思いもよらぬ幸運が手に入る

 信一郎は思いもよらぬ幸運を手にします。生まれて初めて彼女ができたのです。

 彼の生活は一変しました。これまでのような代わり映えのない毎日ではなく、一日一日が幸せで溢れています。

 そこで、信一郎は自分のためにも、彼女との生活を大切にするためにも、能力を使わないことに決めました。しかし…。

 「数日後に大勢の人たちが命を落とす大事故」が起きることがわかります。さらに、この事故を食い止めるには、自分の命を犠牲にするしかないことがわかりました。

 彼は決断を迫られます。自分の幸せを優先し、大勢の命を犠牲にするか、それとも、自らの命を犠牲にして、大勢の命を救うのか。

 彼が下した決断は…。

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 人のために行動するのもそれほど悪くないと思える物語

 この続きは実際に本書を読んでもらうとして、百田尚樹さんの小説『フォルトゥナの瞳』は、信一郎の生き方を通して人のために行動するのもそれほど悪くないと思える物語です。

 それだけでなく、サスペンスとしても、最後に驚きが待っている物語としても楽しめるので、気になった方は、ぜひ読んでみてください。

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