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(※『探偵ガリレオ』表紙より)


 東野圭吾さんの小説『探偵ガリレオ』。

 警視庁捜査一課の草薙俊平が、帝都大学理工学部の助教授・湯川学とともに科学的な視点で事件を解決していくミステリー小説です。読めば、湯川助教授に挑戦したくなること間違いなし!?

 今回は『探偵ガリレオ』のあらすじとおすすめポイントを紹介します。

 『探偵ガリレオ』のあらすじ

第一章 燃える

 週末の夜に自動販売機の近くでたむろしていた若者の一人が、突然燃え上がり死亡。焼け跡から出てきた赤いポリタンクにガソリンが入っていたことから、警察では何らかの弾みで燃え上がったのではないかと推測していました。しかし、なぜ突然燃えたのかがわかりません。

 一体どんなカラクリが隠されているのか!?

第二章 転写る

 中学生がひょうたん池で拾った金属製のマスク。そのマスクは、半年ほど前から行方不明になっている男性の顔とそっくりでした。数日後、その男性は遺体となって発見されます。

 誰が何の目的でマスクを作ったのか!?

第三章 壊死る

 スーパーマーケットを経営する男性が風呂場で死体となって発見されます。一見、心臓発作のようにみえますが、胸にあった痣を詳しく調べて見ると、そこだけ細胞が壊死していました。

 どうやって彼は殺されたのか!?

第四章 爆ぜる

 海水浴場にやって来た梅里夫婦。妻がビーチマットの上に上半身を乗せて海水浴を楽しんでいると、突然、轟音と共に火柱が舞い上がりました。

 一方、三鷹のアパートで他殺死体が発見されます。残された手がかりは湯川が勤める帝都大学の写真だけ。

 この二つの事件が繋がっていく!?

第五章 離脱る

 アパートで女性の腐った死体が発見されます。容疑者として浮上したのは保険外交員の男性でした。彼はアリバイを主張しますが、目撃者がなく犯人だと決めつけられます。そんなとき、彼のアリバイを立証する人物が現れました。しかし、その人物は幽体離脱をして目撃したと言います。

 湯川はこの謎をどう解くのか!?

 科学的な視点で事件を解決していくのが面白い

 なぜ、彼は突然燃えたのか、マスクは作られたのか、細胞が壊死したのか…など、「なぜ?」に焦点を当てたミステリー小説。

 この「なぜ?」を科学的な視点で解明していくのが面白いんですよね。

 また、湯川助教授が出すヒントである程度推理できるように構成されているのも面白いポイント。ぜひ、湯川助教授に挑戦してみてください。

 最後に

 東野圭吾さんの小説『探偵ガリレオ』。読めば、湯川助教授に挑戦したくなること間違いなし!?

 気になった方は、ぜひ読んでみてください。

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