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(※『虚像の道化師』表紙より)


 東野圭吾さんの小説『虚像の道化師』。

 ガリレオシリーズ第7弾の本作は、犯人を追い詰めるだけじゃない短編ミステリー小説です。読めば、きっと心に残る短編に出会えるはず!?

 今回は『虚像の道化師』のあらすじとおすすめポイントを紹介します。

 『虚像の道化師』のあらすじ

 今回も信じられないような事件が多発します。

 宗教団体の教祖が念を送っただけでビルの5階から信者が飛び降りたり、透視ができるというホステスが殺されたり、不気味な声のせいで会社員たちが飛び降り自殺、障害事件を犯したり…。

 さらに今回は、犯人を追いつめるだけじゃない事件も多数用意!?

 草薙と薫、そして湯川が事件の謎に迫ります。

 『虚像の道化師』のおすすめポイント

1. 科学的なトリックが面白い!?

 ガリレオシリーズの特徴といえば、科学的なトリック。

 今回も念力、透視、幻聴、テレパシーなど、不可思議な現象を科学的な視点で解き明かします。

 科学に興味が持てる小説です。

2. 犯人を追い詰めるだけじゃない!?

 今回は、犯人を追いつめるだけじゃない事件が多数用意されています。

 たとえば、第四章『曲球る』では、40歳手前の野球選手が妻を殺害され、引退を決意しますが、生前の妻のメッセージを湯川が読み解き、再起を促します。

 他にも、偽装工作をする女性を庇うなど、これまでの湯川准教授とは一味違う!?

 きっと、心に残る短編に出会えるはず。

3. 湯川准教授のセリフが心に響く

 そんな湯川准教授のセリフが心に響きます。

 たとえば、第三章『心聴る』では、草薙の同期の刑事・北原が、出世した草薙に嫉妬し、自分の考えに固執します。そんな北原に向かって湯川は次のように言います。

「現象を分析するには、すべての可能性を探る必要がある。つまり誰かがアイデアを出した場合には、とりあえずそれを尊重しなければならない。検証することもなく、ただ自分の考えや感覚と合わないからという理由だけで人の意見を却下するのは、向上心のない怠け者のやることだ」
「人の意見に耳を傾け、自分のやり方や考え方を常にチェックし続けるのは、肉体的にも精神的にも負担が大きい。それに比べて、他人の意見には耳を貸さず、自分の考えに固執しているのは楽だ。そして楽なことを求めるのは怠け者だ。違いますか」

 この言葉がきっかけで北原は自分と草薙の違いに気づきはじめました。このような心に響く言葉が満載の小説です。

 最後に

 東野圭吾さんの小説『虚像の道化師』。読めば、心に残る短編に出会えるはず!?

 気になった方は、ぜひ読んでみてください。

 こちらのエントリでも紹介しています。

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