webstation plus

 家が欲しくなることありませんか?

 私はときどき無性に欲しくなることがあります。どれだけお金を支払っても自分のものにはならない借家に住んでいるからでしょうか。ふとした瞬間に虚しさを覚えるんですよね。

 とはいえ、「家」は一生に一度の大きな買い物。転勤の可能性を考えたり、耐震偽装の話を聞いたり、2023年には空家率が21.3%に突入するといった話を聞くと、恐ろしくて手が出せません。

 そこで、『マンション格差』を読んでリスクを減らす方法について勉強することにしました。マンションを買うと決めたわけではありませんが、少しでも勉強しないと、一生家を買う勇気が持てないと思うので。

 この本を読んでわかったことは次の6点。

  1. 【新築マンション】周辺の中古物件より高い物件は買わない
  2. 【新築マンション】オフィシャルホームページを確認する
  3. 【中古マンション】総会議事録を確認する
  4. 【中古マンション】事故物件かどうか確認する
  5. 【新築&中古共通】プールや大浴場付きの物件は選ばない
  6. 【新築&中古共通】駅から10分以内の物件を選ぶ

 【新築マンション】周辺の中古物件より高い物件は買わない

 日本では分譲用マンションを開発・販売する企業が大手から中小、零細に至るまで幅広くありますよね。それは、参入障壁が低いからです。お金さえあれば、ほとんどの仕事を外注できるので、誰でも簡単に始められるんです。

 ということは、立地条件が同じで、似たようなマンションを建てれば販売価格も似たようなものになるはず。しかし、現実には20-30%ほど差がつくことがあります。その差の要因になっているのがブランド志向。

 しかし、マンションにはブランドなどありません。同じブランドのマンションの外壁でも、タイルを張った職工さんの技術力次第で十数年ごとに外壁の修繕工事が必要な場合と、50年以上必要のないケースにわかれるからです。

 また、外観のデザインやエントランスホールを豪勢にすることで販売価格を上げている物件もありますが、10年も経てばそれほどの価値はありません。あくまでも客の目を曇らせることを目的としているので、惑わされないようにしましょう。

 つまり:

 もし購入を検討している新築マンションが、周辺エリアで売り出されている築年数の浅い中古物件と比べて、あまりにも高いようであれば、手を出さないことをおすすめする。新築マンションの価格は通常「新築プレミアム」という上乗せ分が含まれている都心近郊なら2割程度がひとつの目安。それ以上、中古物件価格から乖離している場合は、避けた方が無難だ。

 【新築マンション】オフィシャルホームページを確認する

 マンションのオフィシャルホームページを確認していますか。

 新築マンションのトップページは事業責任者の「心の鏡」である。そこには、図らずも本心が如実に映し出されている。注意して眺めれば、そのマンションの本質の一部を垣間見ることができるのだ。

 たとえば、「駅から3分」という文言を前面に押し出しているなら、これがこのマンションの売り。「価格」を前面に押し出しているようなら、他のマンションに比べて価格で勝負できる(勝負せざるを得ない)物件だと判断することができます。

 そのため、何が言いたいのかわからないビジュアルやキャッチコピーを前面に押し出している物件は要注意。「大声で伝えるメリットがない」物件だからです。

 具体的には、「…未来プロジェクト」「…幸福計画」「HAPPY…」「…DAYS」といったキャッチコピーがそう。同じ理由で、タレントやキャラクターを採用している物件も要注意です。

 【中古マンション】総会議事録を確認する

 欠陥マンション、買いたくないですよね。

 新築マンションはある意味、運次第なところがありますが、中古マンションであれば事前に回避することができます。それが「総会議事録」を確認するという方法。

 マンションに施工不良があった場合、必ず管理組合と売主の間でハードな交渉が行われます。このことはマンションに住んでいる人たちに総会の議案として説明され、議論されるんですね。

 つまり、管理組合の総会議事録を読めば、そのマンションで以前、重大な施工不良が発覚していたかどうか確認できるんです。この「総会議事録の閲覧」は、仲介業者に依頼すれば手配してもらえるので、積極的に活用していきましょう。

 【中古マンション】事故物件かどうか確認する

 事故物件かどうかは、以下のサイトで確認できます。

  大島てる

 【新築&中古共通】プールや大浴場付きの物件は選ばない

 そもそもマンションは、居住するのが目的の建物です。その建物にプールや大浴場など、管理に手間暇と多額の費用が発生する施設を作るとどうなるでしょうか。

 使用頻度が高いうちはいいのですが、10年、20年と経過するうちに老朽化が進み、やがては使われなくなります。それでも大浴場として使用するためには、定期的に設備を更新する必要がありますよね。つまり、お金がかかるんです。

 こういった豪華な共用施設はそう近くない将来、管理組合のお荷物になることは目に見えています。もちろん、デベロッパーもそんなこと百も承知です。それでも豪華な設備を作るのは、そのマンションの立地評価があまりにも弱いからなんです。避けるようにしましょう。

 【新築&中古共通】駅から10分以内の物件を選ぶ

 マンションの価格というのは9割が立地で決まります。

 冒頭にも書いたように2023年には空き家率が21.3%に突入します。そのため、これからマンションを買う予定なら、みんなが住みたくなるような憧れのエリアがオススメ。

 具体的には駅から10分以内。空家率が20%超えの時代になると、駅から徒歩15分以上かかるマンションはスルーされる可能性が高いからです。

 まとめ

 今から35年前に二人のサラリーマンがマンションを買いました。二人とも老後が近づいてきたのでマンションを売ろとしたところ、一軒は3200万円で売れましたが、もう一軒は800万円の価値しかありませんでした。

 今後、このようなマンション格差がますます加速していくと言われています。そういった時代背景のなかで、少しでも納得できるマンションを買うためには、今回紹介した方法が役立つはずです。私もこれから試していこうと思っています。

 関連記事

「お腹痩せ」には過剰な食事制限や運動など不要/『腹だけ痩せる技術』

 これからダイエットしようと思っているのなら、お腹だけがぽっこりしているかどうか確認してほしい。もし、お腹だけがぽっこりしていて、あとはそれほど太っていないようなら、過剰な食事制限や運動などしなくても簡単に痩せられる可能 …

天才アーティストに共通する「表現力」とは

 レオナルド・ダ・ヴィンチであれ、ココ・シャネルであれ、スティーブ・ジョブズであれ、天才と呼ばれるアーティストには、ある共通点がある。それは、「シンプル(=単純)に表現する」ということだ。  たとえば、シャネル。彼女は帽 …

自律神経を整えれば運が良くなる/流れを変える悩み方

 「最近調子が良くないなぁ。体の具合もよくないし、仕事も不調続き。ほんと何をやってもうまくいかない」――こうした「悪い流れ」にハマっているときは、自律神経のバランスが乱れているといいます。  では、自律神経のバランスはど …

「あなたの決断」は10秒前に決まっている/未来を変える思考法

 私たちは一日に「六万種類のこと」を考えている。「今日のお昼ご飯は何を食べようか」という身近なことから、「どうすればテロをなくせるのか」という難しい問題まで。  しかし、ある研究によると「私たちの思考の約95%が昨日と同 …

30歳を過ぎても「モラトリアム」から抜け出せない人の特徴

 30歳を過ぎているにも関わらず、「昔からの友人と過ごしている時間がいちばん楽しい」と感じているようなら、ちょっとまずい状態に陥っているかもしれない。今なお「モラトリアム継続中」の人の典型的なパターンにハマっているからだ …

報われない努力は今すぐやめ、報われる努力をしよう

 「努力」には、「報われる努力」と「報われない努力」があります。  まず、「報われない努力」とは、才能もないのに、その才能を伸ばそうと必死になって努力すること。  たとえば、バレーボールの元全日本代表選手である大林素子さ …

なぜ、彼らは「どん底」から這い上がれたのか

 新聞や雑誌、テレビなどをみていると、「どん底から這い上がって成功した人たちの物語」をみかけることがある。賞味期限切れの商品を恵んでもらったり、慈善者から食事を提供してもらなわなければ生きていけない日々から抜け出し、大金 …

「早起き」に挫折した人がとるべきたった一つの行動

 「早起きした方がいいですよ!」と主張している本には、大抵「夕方以降にカフェインを取ってはいけません。寝つきが悪くなるからね」と書かれています。しかし、私は寝る直前にコーヒーを飲んでも、一瞬で深い眠りにつけるんですよね。 …

東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方

 最近、年度末ということもあり、来年度にやる仕事内容を整理しているのですが、「考える力が足りていない!」と上司から叱られています。  とはいえ、私としては精一杯考えているつもり。このギャップを埋めるにはどうすればいいの? …

老後貧乏にならないために、楽しみながら節約する方法

 老後に備えて貯蓄していますか?  「老後なんてまだまだ先の話だよ!」と考え、今を優雅に暮らしている人も多いと思いますが、一般的に老後に必要なお金は「3000万円程度」だと言われています。それだけのお金を貯めることができ …