「結婚なんて古いシステムに縛られる必要はない!」という議論が盛んですよね。
しかし、本当にそうなのでしょうか。人によっては結婚した方がいい人もいるように思います。
それにも関わらず、あまり未来を想像せずに、他人から聞かされたメリット、デメリットだけで判断しているようなら…後悔することになるかもしれませんよ。
「結婚しなくても大丈夫」は本当に自分の考え?
実はこの手の話は昔から言われています。「ヤザワ」の次は「クロワッサン症候群」で、その次は「負け犬」です。
「ヤザワ」は、矢沢永吉の自伝が爆発的に売れ、「サラリーマンなんてつまらないものになるな、男なら夢を追いかけろ」という言葉を間に受けた多くの男性が、就職もせず、進学もせず、夢を追い続けた結果、いまだに独身で貧乏暮しをしているというもの。
「クロワッサン症候群」は、クロワッサンという雑誌がシングルという生き方は素晴らしいと女性を煽り、お金もない、有名でもない、良い家のお嬢様でもない、それどころか一流大卒でもなければ大企業に勤めているわけでもない庶民の女性が真似をして、取り返しのつかないことになりました。
「負け組」も独身の勝ち組が作った言葉です。
つまり、成功者はクローズアップされるから目立つだけで、実はものすごく少数派なんですよね。
このように、現実は想像以上に厳しいものですが、三十代ではそのことに気づかず、五十代で気づいたときにはもう遅い…なんてことになりかねません。
「結婚しなくても大丈夫」は本当に自分の頭で考えた結果でしょうか?
未来を想像しても結婚しなくて大丈夫と言えますか?
それでも、「結婚しなくても大丈夫」と思っている人は未来を想像してみましょう。
そもそも、独身でも幸せに暮らしている人は、社交的で人を惹きつける華やかな女性だからこそ、友人が集まり楽しく生きられるのです。
その一方で、思慮深いところもあるので、トラブルが起きても修復できます。そんな華やかさと寛容さを兼ね揃えた女性だけがシェアハウスで生きられるのです。
しかし、華やかさと寛容さを兼ね備えていない女性が結婚しなかったとしたら、両親や親戚が亡くなったあとは孤独に耐えていくしかありません。
また、たとえ孤独に耐えられたとしても、結婚している人たちを否定することでしか自分を肯定できないような生き方はしたくありませんよね。
もし、そんな未来になりそうだとしたら…。
なりふり構わず結婚を目指そう
なりふり構わず結婚を目指しましょう。もちろん結婚したくないなら、する必要はありません。
しかし、結婚したい願望が少しでもあるのなら、周りを巻き込んで果敢に挑戦するほうがいいように思います。垣谷美雨さんの小説『うちの子が結婚しないので』を読んでその思いが強くなりました。
なぜなら、人はあっという間に年をとるからです。
後悔しないように、やるだけのことはやってみましょう。恥ずかしいとか、いい歳をして…とか気にする必要はありません。たった一度きりの人生なのですから。
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