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 「できる人」と「できない人」の差は、実はそれほど大きくない。できる人とは、「誰にもマネできないような大きな仕事を成し遂げられる人」のことではなく、「多くの人が意外とできていない基本をきっちりとしている人」のことだからだ。

 つまり、当たり前のことでも、それを人の10倍やれば、それだけで10人に1人の逸材になれる。特に話し方は、それ次第で相手に与える印象が大きく変わるため、意識するだけで、すぐに「できる人」の仲間入りができるだろう。

 では、どのような話し方をすれば「できる人」になれるのだろうか。経営者である古川裕倫さんによると、次の4つを意識することが大切だという。

  1. やりますと言い切る
  2. 自分の仕事についてイキイキと話す
  3. 雑談力をつける
  4. 生き方を決めるキーワードをもつ

 それぞれ簡単に説明していこう。

 できる人の4つの話し方

1. やりますと言い切る

 できる人は、人の心を動かす話し方をしている。話を聞いているだけで、「自分もやってみよう」と思わず思ってしまうような話し方だ。

 では、できる人は、どうやって人の心を動かしているのだろうか。結論からいえば、自信と覚悟をもって話すことである。

 たとえば、会社で新しい企画を提案したり、新規ビジネスを立ち上げたりする場合、「できます」と言い切る人がいなければ始まらない。もちろん、どんな意思決定にも不確定要素はつきものだから、100%成功するかどうかは誰にもわからない。そんなとき、「できます」と言い切る人が現れたらどうだろう。心が動かないだろうか。

 もちろん、「できます」と言い切った限りは、何が何でもやりきらなければいけない。しかし、そうやって自分を追い込むことで、「失敗したらどうしよう」なんて余計なことを考えずにすむ。常に「どうすれば成功できるのか」を考えるようになる。そうやって考えるからこそ、成功できる可能性が高まるのだ。

 とはいえ、どれだけ成功に向けて努力したとしても、失敗することもあるだろう。しかし、その失敗はすべて自分の経験になる。次の挑戦に生かしていける。だからこそ、失敗を怖れずに「やります」と言い切るようにしていこう。

2. 自分の仕事についてイキイキと話す

 どんな仕事であれ、自分の仕事にやりがいを持って、それをイキイキと話せる人は魅力的だ。なぜなら、仕事への取り組み方に、その人の人生観が現れるからだ。

 たとえば、「仕事よりもお金のほうが大切」だと思っている人は、自分の仕事についてイキイキと話さない。それよりも、プライベートでの充実――ファッションや食事、旅行や彼氏(彼女)の自慢など、他人から受け取った幸せについてイキイキと話す。

 一方で、仕事についてイキイキと話す人は、他人から受け取った幸せよりも、自ら生み出した幸せについてイキイキと話す。人から受け取ることよりも、人に与えることに意識が向いているからだ。どちらのタイプが「できる人」なのかは一目瞭然だろう。

 つまり、「できる人」になるためには、普段から自分の仕事に誇りをもち、イキイキと話せるように行動していく必要がある。そうすれば、今の仕事が楽しくなり、できる人の仲間入りができるだろう。

3. 雑談力をつける

 普通の話題を普通に話しているようでは、相手の印象に残らない。何らかの知識を披露するときには、「トピックス+自分の考えや感想」をセットにして話すべきである。

 なぜなら、コミュニケーションとは、情報と自分の意思、そして感想の3つを伝えることだからだ。

 ある情報に対して自分は賛同しているのか、そうではなく別の意見があるのか。これが「自分の意見(意思や感想)」であり、人から聞いた話や、新聞や本などで読んで得た情報をそのまま伝えるだけでは、コミュニケーションとはいえない。それは、単なる他人の受け売りだ。

 もちろん、自分の意見を一方的に伝えるだけではダメ。相手の話を引き出す力(聞く力)も必要だ。

 そのためには、「相手の話を繰り返す」「要約する」「言い換える」など、相手の話がこちらに伝わっていることを示していく必要がある。さらに、質問を投げかけるなど、相手の話を深堀していく。そうすれば、相手も気持ちよく話せるので、「できる人」だと思われること間違いなし。

4. 生き方を決めるキーワードをもつ

 私たちは高い理想をもっている人に心を動かされる。生き方を決める大きな理念を持っていて、それを貫いている人に惹きつけられる。そして、理念にはキーワードがつきものだ。

 たとえば、人のために生きる、弱いものいじめはしない、やらずに後悔するくらいならやる、一生をかけて自分を高めていく、何があっても前向きに生きていく…などなど。

 このようなキーワードを決めたら、あとはそれを貫いていくのみ。たとえ周りが反対したとしても、自分の信念を貫いていく覚悟が必要だ。なぜなら、一度でもキーワードと違う行動をとれば、周りからの信用を一気に失うからだ。

 その反面、キーワードを決めれば、ブレずに生きていける。ゆるぎない軸があるので、他人からの受け売りではなく、自分の言葉で話すことができる。そうすることができれば、相手の心を揺さぶり、多くの人が応援してくれるようになるだろう。

 ◆◆◆

 今回紹介してきたように、話し方を変えれば行動が変わる。行動が変われば、結果が出せるようになる。だから、話し方を変えればできる人の仲間入りができるのだ。

 つまり、結果が出せない人は、同じようなことしか話していないということ。現状維持を口にするならまだしも、愚痴や不平・不満、文句であふれている可能性が高い。それでは、「できる人」の仲間入りなんて絶対にできない。

 だからこそ、まずは言葉から変えてみよう。生き方を決めるキーワードを持ち、その生き方に従って仕事をやりきり、困難に思えることでも挑戦していく。ただし、雑談を楽しめる心の余裕をもって。

 そうすることができれば、あなたも今すぐ「できる人」になれる。ぜひ、「できる人」になって、自分らしい人生を過ごしていこう。

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