webstation plus

billionaire_01

 「失敗の多くは、成功するまでにあきらめてしまうところに、原因があるように思われる。最後の最後まで、あきらめてはいけないのである」とは、松下幸之助さんの言葉だが、過去のエントリでも紹介したように、私たちはすぐに自分の才能に見切りをつけてあきらめてしまう。

 しかし、多くの億万長者は、「やる」と決めたことは決して諦めない。なぜなら、壁やトラブルにぶち当たったとしても、それを乗り越える解決手段が必ずあることを知っているからだ。

 では、壁やトラブルにぶち当たったとき、私たちはどうすればいいのだろうか。日本やアジアで数多くの事業を成功に導いてきた実業家、サチン・チョードリー氏によると、次の5つを実践すべきだという。

  1. 少ない力で多くのものを得る
  2. 自分の枠を超えた発想で考え行動する
  3. やわらか頭で考えてピンチをチャンスにする
  4. 自分を抑えつけない
  5. セルフ・エフィカシーを大事に育てる

 それぞれ簡単に説明していこう。

 人生とビジネスを大逆転させる5つの鍵

1. 少ない力で多くのものを得る

 簡単にいえば、何でも自分ひとりでやろうとしないこと。できないこと、不得意なことはその分野が得意な人にお願いしたほうがいい。

 少し悪い言葉でいえば、「少ない力で済ませる」「不要な手間はかけない」「使えるものはなんでも利用する」ということ。自分の使えるリソースは何でも使っていくことが大切である。

 とはいえ、「お願いばかりしていては相手に迷惑がかかるのでは?」と不安に思う人もいるだろう。しかし、お願いをしたほうが相手との信頼関係が築ける。なぜなら、お願いをするという行為は、相手を信頼していなければできない行為だからだ。

 そのため、問題が起きたときは自分ひとりで抱え込まずに、得意な人にお願いするようにしていこう。そうすれば、諦めずにすむだけでなく、信頼関係を築いていくことができるだろう。

2. 自分の枠を超えた発想で考え行動する

 私たちには無限の可能性がある。しかし、大人になるにつれて、その可能性を信じられなくなってしまう。なぜなら、「常識」に縛られてしまうからだ。

 もちろん、常識に縛られた状態では、新しい発想など生まれない。その結果、他人よりも結果が出せなくなり、諦めやすくなってしまう。

 そこで、子どものように無邪気に発想することが必要になる。自分の欲望に忠実で、欲しいものをためらいなく口にし、自分の夢にも決してフタをして抑えこまない。もし、そういった無邪気さを取り戻すことができれば、自分の枠を超えた発想で考え、行動できるようになるだろう。

3. やわらか頭で考えてピンチをチャンスにする

 物事は捉え方によっていくらでも変わる。たとえば、コップ半分の水で人生を諦める人もいれば、生き残る人もいる。預金通帳を見て、「まだ大丈夫」と思える人もいれば、そうでない人もいる。

 このように同じ状況であっても、どのように捉えるかは人によって違う。ここで、ポジティブに捉えることができれば、ピンチをチャンスに変える可能性が生まれる。

 もちろん、ポジティブに捉えるだけでは何も変わらない。ポジティブ思考に加えて、「なんとか逆転できる方法はないか」「今よりもうまくいく方法はないか」と四六時中模索し続けることが大切だ。あとは、間違いを指摘されたら、素直に受け入れること。そうした頭の柔らかさがあれば、ピンチをチャンスに変えることができるだろう。

4. 自分を抑えつけない

 私たち日本人の美徳のひとつに「相手の迷惑にならないように行動する」ことが挙げられるが、必要以上に相手を意識しすぎてはいけない。なぜなら、「相手の迷惑にならないようにする」といいながら、実際は「断られたらどうしよう」「力がないと思われたらどうしよう」という不安を先延ばしにするための口実している可能性があるからだ。

 もちろん、そうやってダラダラと不安を先延ばしにしたところで、良いことなど何もない。むしろ、諦めるキッカケになってしまう。そのため、どれだけ不安に思ったとしても、先延ばしにするのはやめ、思い切って相手の懐に飛び込んでみることが大切だ。

 そうして飛び込んだ結果、たとえ失敗したとしても、失うものなど何もない。むしろ、得られるものの方が大きい。行動に移せば必ず何らかの変化が生まれるからだ。目の前の状況が進展したり、自分の人間としての成長につながったりする。だからこそ、不安になったときは、自分を抑えつけずにすぐに飛び込むクセをつけよう。

5. セルフ・エフィカシーを大事に育てる

 「セルフ・エフィカシー(自己効力感)」とは、「私ならできる」という感覚のこと。仕事でも、プライベートでも、こういった自信がなければ、何かを成し遂げることなどできない。

 では、どうすればこうした自信が育てられるのだろうか。それは、自分で決めたことを確実にやり遂げること。自分との約束を確実に守ることだ。そうすれば、自分との信頼関係が築ける。これこそが自信である。

 もし、すぐに諦めるクセがあるのなら、自分との約束を守る習慣がないからだろう。そうだとしたら、たとえ小さなことからでも、やると決めたことは必ずやるクセをつけていこう。そうすれば、セルフ・エフィカシーが身につき、簡単に諦めないようになれる。

 ◆◆◆

 多くの億万長者は、自分で決めたことを諦めずに挑戦することで億万長者になった。しかし、私たちは、自分の才能に簡単に見切りをつけて諦めてしまう。それは、自分も他人も信頼していないからだ。

 たしかに、どれだけ努力をしても報われるとは限らない。しかし、努力せずに成功している人はいない。つまり、私たちの目の前には2つの選択肢がある。ひとつは、努力もせずに、すぐに自分の才能に見切りをつけて諦める道。もうひとつは、報われないとしても自分の才能を信じて挑戦し続ける道だ。

 もちろん、どちらの道を選ぶかはあなた次第だ。しかし、多くの成功者は、自分の才能を信じて挑戦し続けている。たとえ報われなかったとしても。

 関連記事

あなたはどちらのタイプ?「賢明な人」or「単純な人」

 世の中には、「賢明な人」と「単純な人」の2種類が存在する――と、大阪大学社会経済研究所の大竹文雄教授は言います。  ここでいう「賢明な人」とは、目標を掲げ、その目標をやり切ると周りに宣言し、コミットする人のこと。もしく …

話がつまらない社会人におすすめの「楽しく勉強する方法」

 年をとるにつれて、似たような話、古い話を何度もくりかえす方が増えますよね。私の周りにも「この前もきいたよー」ってツッコミたくなるくらい同じ話をくりかえす方がいます。老化現象でもあるので、ある程度は仕方ないのでしょうが、 …

「できない人」が「できる人」との差を簡単に縮める方法

 「できる人」と「できない人」の差は、実はそれほど大きくない。できる人とは、「誰にもマネできないような大きな仕事を成し遂げられる人」のことではなく、「多くの人が意外とできていない基本をきっちりとしている人」のことだからだ …

30歳を過ぎても「モラトリアム」から抜け出せない人の特徴

 30歳を過ぎているにも関わらず、「昔からの友人と過ごしている時間がいちばん楽しい」と感じているようなら、ちょっとまずい状態に陥っているかもしれない。今なお「モラトリアム継続中」の人の典型的なパターンにハマっているからだ …

吉本芸人に学ぶ「プロとして成功するための秘訣」

 「お笑い芸人になりたい」「小説家になりたい」「ハンドメイド作家として活躍したい」…などなど、夢の実現に向けて挑戦している人は大勢います。しかし、そのなかで成功を収めることができるのは、ほんの一握りの人たち。  では、プ …

なぜ、彼らは「どん底」から這い上がれたのか

 仕事やプライベートで、「どん底だ!」と思ったことありませんか?  私はあります。つい先日も仕事が思うように進まず、上司から叱られたときに、どん底だと思っていました。しかし、私が思うどん底なんて大したことがないんですよね …

「早起き」に挫折した人がとるべきたった一つの行動

 「早起きした方がいいですよ!」と主張している本には、大抵「夕方以降にカフェインを取ってはいけません。寝つきが悪くなるからね」と書かれています。しかし、私は寝る直前にコーヒーを飲んでも、一瞬で深い眠りにつけるんですよね。 …

東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方

 最近、年度末ということもあり、来年度にやる仕事内容を整理しているのですが、「考える力が足りていない!」と上司から叱られています。  とはいえ、私としては精一杯考えているつもり。このギャップを埋めるにはどうすればいいの? …

なぜ、速読に挑戦してもほとんどの人が失敗してしまうのか?

 あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。  とは、スティーブ・ジョブズの言葉ですが、この言葉どおり私たちの人生には限りがあります。そこで、本を読む必要に迫られている人たちや多 …

天才アーティストに共通する「表現力」とは

 レオナルド・ダ・ヴィンチであれ、ココ・シャネルであれ、スティーブ・ジョブズであれ、天才と呼ばれるアーティストには、ある共通点がある。それは、「シンプル(=単純)に表現する」ということだ。  たとえば、シャネル。彼女は帽 …