古書はお好きですか?
私は人気作家の新作を読むのが好きなので、これまで古書をあまり読んでこなかったのですが、
三上延さんの小説『ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ』を読んで古書に興味を持つようになりました。
夏目漱石や太宰治、藤子不二雄やシェイクスピア、江戸川乱歩、横溝正史など、読んでみたい作家の本が一気に増えたんですよね。
そこで今回は、古書が読みたくなる『ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ』の順番とおすすめランキングを紹介していきます。
シリーズのおすすめ度:
ビブリア古書堂の事件手帖シリーズの順番とおすすめランキング
では早速、ビブリア古書堂の事件手帖シリーズの発売順におすすめランキングを紹介していきます。それぞれのあらすじと感想はリンク先を参照してください。
第2位 ビブリア古書堂の事件手帖
おすすめ度:
ビブリア古書堂シリーズ幕開けの物語。
物語の主人公は、過去のトラウマが原因で本を読もうとすると体が拒絶反応を示す五浦大輔。
しかし、そんな彼が古書店員として働くことになります。本好きな女性に恋をしたからです。
その女性は栞子さんと言い、ビブリア古書堂の店主でした。しかも、彼女には驚くべき才能がありました。その才能とは…。

第7位 ビブリア古書堂の事件手帖2
おすすめ度:
前作でビブリア古書堂のアルバイトを辞めた大輔でしたが、その後、栞子さんと仲直りをし、再び古書店員として働くことになりました。
そんな大輔と栞子さんのもとに多くの人たちが相談を持ちかけてきます。
妹が学校の先生や親から読書感想文の内容を指摘された女子高生だったり、大輔の元彼女だったり。
栞子さんは大輔と一緒にそれらの問題を解決していき、大輔とも良い雰囲気になりますが、なぜか「私は誰とも一生結婚するつもりはありません」と言うんですよね。
その理由は…。

第8位 ビブリア古書堂の事件手帖3
おすすめ度:
最近、ビブリア古書堂では、お客さんから「いい本が少ないですね」と言われるほど、目ぼしい本が入荷できていませんでした。
そこで栞子さんは、古書組合に加盟している店同士で商品を取引する「古書交換会」に参加することにし、SF文庫の掘り出し物を見つけますが、
ヒトリ書房の店主・井上に落札されてしまいます。
それだけでなく、ヒトリ書房の店主は、落札された本のなかにあった『たんぽぽ娘』が誰かに盗まれたので、その犯人が栞子さんだと言い出しました。
なぜなら、ヒトリ書房の店主と栞子さんの母・智恵子との間で、過去に何らかのトラブルがあったからです。そこで栞子さんと大輔は…。

第6位 ビブリア古書堂の事件手帖4
おすすめ度:
栞子さんは、10年前に自分勝手な理由で家から出て行ったきり音信不通になっていた母・智恵子のことを憎んでいましたが、そんな母から突然連絡が入ります。
智恵子はこれまで海外に出かけていたのですが、震災があったのでマニアが蔵書の古書を手放すと考え、日本に帰ってきたと言いました。
さらに、そんな智恵子に会わせて欲しいという女性がビブリア古書堂を訪れます。
彼女は江戸川乱歩のコレクションを揃えていましたが、ある金庫を開けることができればそれらをすべて譲るというのです。
もちろん、栞子さんはこの依頼を受けることにしますが、そこに智恵子も参入してきて…。

第5位 ビブリア古書堂の事件手帖5
おすすめ度:
物語は五浦大輔が、彷書月刊のバックナンバーを古書店に売っては、買い戻す女性がいるという話を聞いたところから始まります。
その女性は宮内多美子と言い、ビブリア古書堂にも現れました。
彼女が売りにきた雑誌には、謎の書き込みがありましたが、その書き込みと同じ書き込みをした雑誌を売りに現れたのが常連客である志田の知り合いでした。
そこで大輔は、志田にその人のことを訪ねようとしますが、なぜか教えてくれません。
そこにはある恋の物語が隠されていたからです。さらに、大輔も栞子さんに告白しますが…。

第3位 ビブリア古書堂の事件手帖6
おすすめ度:
栞子さんに大怪我を負わせた田中敏雄からある依頼が舞い込みます。
それは彼が犯罪を犯してまで手に入れようとしていた太宰治の小説『晩年』の行方を調べて欲しいと言うものでした。
栞子さんは彼の祖父が持っていた『晩年』に興味を持ち、依頼を受けることにしますが、
なぜか栞子さんと大輔に関係がある人たちばかりが、田中の探している『晩年』に関わっていたことがわかるんですよね。
もちろん、あの人も深く関係していたので…。

第1位 ビブリア古書堂の事件手帖7
おすすめ度:
ついに智恵子が栞子さんを放って家から出て行った理由が明かされます。
智恵子の父は古書店を営んでいましたが、亡くなる前に智恵子に「赤、白、青の3種類の本から数億円もする価値ある本を見極めろ」と言いました。
正解すれば、その本もお店もすべてを譲ると言うのですが…智恵子は断りました。自分の人生は自分で決めると言ったのです。
このことに怒り狂った父がその本を海外に売り飛ばしたので、智恵子は家を飛び出してその本の行方を追っていたのです。
しかし、この本をすべてそろえた人物が彼女の前に現れて…。

第9位 ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~
おすすめ度:
物語は前作から7年の月日が流れたビブリア古書堂。
大輔と栞子さんは結婚して、扉子という6歳の娘が産まれていました。
扉子は栞子さんと同じように読書が大好きで、本に関するさまざまなことに興味津々です。
たとえば、父である大輔が自分の大切にしている本を探して欲しいという電話をかけてきた時も、扉子はすぐに気づき、栞子さんに何のご本を探しているのと聞いてきました。
しかし、扉子にその本を読ませたくなかったので、栞子さんは本にまつわる物語を語って聞かせ、他に注意を向けさせようとしますが…。

第4位 ビブリア古書堂の事件手帖Ⅱ
おすすめ度:
物語は高校生になった篠川扉子が、祖母である智恵子から呼び出されるところから始まります。
智恵子は、扉子の父である大輔が日記としてつけていた『マイブックー2012年の記録ー』と『マイブックー2021年の記録ー』を借りて、行きつけのカフェに来いと言うのです。
さらに、「確認したいことというのはね、2012年と2021年に起こった横溝正史の『雪割草事件』について」と電話で言ったきり、詳しい内容を教えてくれなかったので、
扉子はこの日記を読みたくてうずうずしていました。「なぜ、一冊の本で二回も事件が起こったのだろう」と湧き上がる疑問を抑えきれなかったんですよね。
そこで扉子は、智恵子が来るまで父の日記を読むことにしますが…。

まとめ
今回は古書が読みたくなる『ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ』の順番とおすすめランキングを紹介してきました。
もちろん、この物語は恋愛ミステリーとしても、古書にまつわるミステリーとしても楽しめるので、気になった方は、ぜひ読んでみてください。
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