webstation plus

(※『ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~』表紙より)


 読書していますか?

 今、私は『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズにハマりにハマっています。続きが気になって朝5時に起きて読むほどに――。

 ではなぜ、そんなにハマっているのかと言うと、「古書」と「ミステリー」という大好きなジャンルが掛け合わされた小説だからです。もう最後まで読み切るしかありません。

 というわけで、今回は『ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~』のあらすじと本書に登場した本の数々を紹介したいと思います。

 『ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~』ってどんな小説?

 『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズ第四弾の本書は、これまでのシリーズとは異なり、長編の物語が描かれています。

 それもそのはず。とうとう「あの人」が姿を現したからです。栞子さんがもっとも嫌っている人物――母・智恵子の登場です。

 智恵子は、古書を手に入れるためなら家族を捨て去るような人でした。栞子さんはそんな母のことを嫌っていましたが、自分にもよく似たところがあることに気づいていました。だからこそ、自分は母とは違うと言い聞かせていたのです。

 ところが、そんな母から「幻の原稿を手に入れないか?」と誘われます。断ろうとした栞子さんでしたが――。

 古書を追い求めようとする一途な想いと、人の気持ちを理解しようとする想い。これらの想いの行き着く先が気になって仕方がない物語です。

 『ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~』に登場した本のご紹介

 今回は江戸川乱歩の本が多数登場します。ミステリー好きにとってはたまらない作品ばかり。実際に読んでみたくなりますよ。

江戸川 乱歩『孤島の鬼』

紀田 順一郎『世界幻想文学大系』

小林 信彦『冬の神話』

江戸川 乱歩『少年探偵団』

江戸川 乱歩『D坂の殺人事件』

江戸川 乱歩『江戸川乱歩全集』

江戸川 乱歩『パノラマ島奇談』

江戸川 乱歩『二銭銅貨』

江戸川 乱歩『江戸川蘭子』

横溝 正史『本陣殺人事件』

江戸川 乱歩『蜘蛛男』

江戸川 乱歩『吸血鬼』

江戸川 乱歩『透明怪人』

江戸川 乱歩『魔法博士』

江戸川 乱歩『悪魔人形』

江戸川 乱歩『二十面相の呪い』

『日本思想大系』

『明治文化全集』

江戸川 乱歩『幽鬼の塔』

江戸川 乱歩『鉄人Q』

耽綺社同人『空中紳士』

江戸川 乱歩『宇宙怪人』

江戸川 乱歩『怪奇四十面相』

江戸川 乱歩『大金塊』

江戸川 乱歩『電人M』

江戸川 乱歩『空飛ぶ二十面相』

江戸川 乱歩『黄金の怪獣』

江戸川 乱歩『虎の牙』

江戸川 乱歩『妖怪博士』

『旅の絵本』

エドガー・アラン・ポー『モルグ街の殺人事件』

エドガー・アラン・ポー『黄金虫』

 最後に

 今回は『ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~』を紹介してきました。

 本書で『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズも折り返し地点。物語の続きが気になる一方で、残りが半分くらいしかないと思うと何だか寂しくなってきます。

 気になった方は、ぜひ読んでみてください。

 関連記事

法律なんてクソ食らえ/東野圭吾『沈黙のパレード』感想

 沈黙を続ける殺人犯を証拠不十分で無罪にした草薙たち警察が、その犯人を殺した関係者を追い詰める物語。それが東野圭吾さんの小説『沈黙のパレード』です。  久しぶりのガリレオシリーズとあって期待を裏切らない面白さでしたが、そ …

読書が好きじゃなくても本が読みたくなる小説―part2

(※『ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常』表紙より)  読書していますか?  この前のエントリで『ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち』を紹介しましたが、今回はその続き『ビブリア古書堂の事件 …

『のぼうの城』はリーダーシップとは何かを教えてくれる小説

(※『のぼうの城 上』表紙より)  和田竜さんの小説『のぼうの城』。  約二万の大軍を率いる石田三成と五百の軍勢を率いる成田長親(なりた ながちか)の戦を描いた物語です。読めば「リーダーシップとはこういうことだったのか! …

考えろ考えろマクガイバー、考えなきゃ騙されるぞ/伊坂幸太郎『魔王』感想

 考える力がないと強い言葉を使う人たちに騙されてしまう。そんなテーマを描いた小説が伊坂幸太郎さんの『魔王』です。  最後まで読み切ってもストーリーはよくわかりませんが、登場人物たちのセリフに、いろいろ考えさせられる物語な …

心に闇がある人ほど光を演出する!?/東野圭吾『マスカレード・イブ』

(※『マスカレード・イブ』表紙より)  誰もが自己顕示欲を持っていますよね。出世したかったり、モテたかったり、贅沢な暮らしをしたかったりと、人と比べてスゴイと思われるような生活に憧れています。  しかし、その欲求の裏側に …

理不尽な目にあってもいつか救われる/伊坂幸太郎『首折り男のための協奏曲』感想

 生きていると理不尽な出来事に遭遇することってありますよね。そんなとき、どうすることも出来なくて落ち込んでしまいがちですが、しばらく耐えれば救われるかもと思える物語があります。  それが伊坂幸太郎さんの小説『首折り男のた …

百田尚樹『影法師』感想/光と影はふたつでひとつ

 「光が多いところでは、影も強くなる」とゲーテが言ったように、光あるところには必ず影が存在します。  しかし、私たちは光だけを追い求めて、影の存在を否定しがちですよね。  たとえば、宝くじを買ったり、株やFXで一儲けしよ …

重松清『みんなのうた』感想/田舎暮らしは大変すぎる

 田舎に帰っていますか。  私は都会で暮らしてきたので、田舎と呼べる場所はありませんが、重松清さんの小説『みんなのうた』を読んで、田舎暮らしの大変さが少しだけわかりました。  田舎と聞くと自然に囲まれた良いイメージをもっ …

本当の恋をしていますか?知念実希人『崩れる脳を抱きしめて』は心揺さぶられる恋愛ミステリー小説

(※『崩れる脳を抱きしめて』表紙より)  知念実希人さんの小説『崩れる脳を抱きしめて』。  研修医の碓氷蒼馬(うすい そうま)が、脳に爆弾を抱える弓狩環(ゆがり たまき)と出会い、恋に落ち、そして彼女の死の謎に迫る恋愛ミ …

犯人は誰!?米澤穂信『愚者のエンドロール』は探偵がいないミステリー小説

(※『愚者のエンドロール』表紙より)  米澤穂信さんの小説『愚者のエンドロール』。  前作『氷菓』に続く古典部シリーズ第2弾の本作は、2年F組の先輩たちが自主制作したミステリー映画の謎に迫る物語です。読めば驚きの結末が! …