三上延『ビブリア古書堂の事件手帖2』感想/一歩踏み出す勇気が人との信頼関係を築く!?

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他人と距離をとって生きていませんか?

私はどちらかと言うと、お節介なところがあるので、他人の領域にまで踏み込んでしまうことがありますが、

三上延さんの小説『ビブリア古書堂の事件手帖2』を読んで、そんなお節介な性格で良かったのかなと思えるようになりました。

何も行動せずに見守っているだけでは、今ある関係もなくなってしまうかもしれないんですよね。

おすすめ度:4.0

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こんな人におすすめ

  • 恋愛ミステリーが好きな人
  • 司馬遼太郎の小説や藤子不二雄の漫画に興味がある人
  • 前作『ビブリア古書堂の事件手帖』が楽しめた人
  • 三上延さんの小説が好きな人
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あらすじ:ビブリア古書堂に新たな問題が次々と持ち込まれる!?

物語の舞台はビブリア古書堂。

前作でビブリア古書堂のアルバイトを辞めた大輔でしたが、

その後、栞子さんと仲直りをし、再び店員として働くことになりました。

三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』は古書を手に取ってみたくなる物語
古書を読んでいますか? 私はどちらかと言うと、人気作家の新作本を読むことが多いのですが、 三上延さんの小説『ビブリア古書堂の事件手帖』を読んで、古書を手に取ってみたくなりました。 夏目漱石や太宰治の小説がとても身近に感じら...

そんな大輔と栞子さんのもとに女子高生の小菅奈緒が相談を持ち込みます。

小菅の妹が書いた読書感想文がキッカケで、読む本を親にチェックされるようになったと言うのです。

小菅の妹が読書感想文に書いたのは、アントニイ・バージェスの小説『時計じかけのオレンジ』で、悪夢みたいな救いようのない物語でした。

ところが、彼女が書いた感想には、

「誰かに押し付けられて良い人間になるよりも、悪いことをしている方が人間らしいかもしれない」

と書かれていたので、学校の先生から親に注意が入り、親がショックを受けたのです。

その結果、小菅の親は、読む本をチェックするようになったのですが…。

この話を聞いた栞子さんは、「この読書感想文を書いた人は、本当の意味で『時計じかけのオレンジ』を読んでいません」と言います。

なぜなら…。

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大輔の元カノや栞子さんの母親の話題も登場

この続きは実際に読んでもらうとして、『ビブリア古書堂の事件手帖2』では、さまざまな人間関係の問題が描かれています。

たとえば、大輔の元カノや栞子さんのお母さんとの関係もそうです。

高校の頃に栞子さんをたまたま見かけた大輔は、栞子さんに一目惚れしますが、

同級生の高坂晶穂と長い時間を共に過ごすようになり、彼女と付き合うようになりました。

大学生になってからは、疎遠になって別れてしまいましたが、久しぶりに再会した晶穂から亡くなった父の遺本を買い取って欲しいと言われます。

そこで大輔は、栞子さんと一緒に晶穂の実家に行くことにしますが、

大輔は晶穂がどんな暮らしをしていたのか全く知らなかったことを痛感しました。

大輔は晶穂と距離をとって付き合っていたんですよね。

だからこそ、彼らは別れることになったのですが、

大輔は栞子さんとは距離を縮めたいと思い、タブーになっていた彼女のお母さんの話題を思い切って持ち出したところ…。

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人との距離を縮めるには一歩踏み出す勇気が必要

栞子さんから「母の話はしたくありません」と言われます。

それだけでなく、「私は誰とも一生結婚するつもりはありません」と言われるんですよね。

それでも大輔は…。

というわけで、三上延さんの小説『ビブリア古書堂の事件手帖2』は、そんな大輔と栞子さんの恋の行方が気になる物語ですが、

それだけでなく、人との距離を縮めるには一歩踏み出す勇気が必要だと教えてくれる物語でもあります。

もちろん、ミステリーとしても、恋愛小説としても面白いので、気になった方は、ぜひ読んでみてください。

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