三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』は古書を手に取ってみたくなる物語

おすすめ小説

古書を読んでいますか?

私はどちらかと言うと、人気作家の新作本を読むことが多いのですが、

三上延さんの小説『ビブリア古書堂の事件手帖』を読んで、古書を手に取ってみたくなりました。

夏目漱石や太宰治の小説がとても身近に感じられたので、読んでみたくなったんですよね。

おすすめ度:4.5

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こんな人におすすめ

  • 恋愛ミステリーが好きな人
  • 夏目漱石や太宰治などの古書に興味がある人
  • 驚きのある物語が好きな人
  • 三上延さんの小説が好きな人
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あらすじ:本を読むのが苦手な主人公の物語

物語の主人公は五浦大輔。

彼は幼い頃から、本が大好きで毎日のように読んでいましたが…。

ある日。祖母の部屋に入って夏目漱石全集の『それから』を手に取ったところ、

祖母に無理やり立たされて二回も頬を叩かれたので、そのショックで本が読めなくなりました。

大人になって、祖母が亡くなった今でも、本を読もうとすると体が拒絶反応を示します。

ところが、祖母の遺品整理をしていたときに、『それから』に書かれていた「夏目漱石 田中嘉雄様へ」というサインを見つけたことがキッカケで、本と関わる機会が劇的に増えました。

大輔が本好きな女性に恋をしたからです。

その女性は栞子さんと言い、ビブリア古書堂の店主でした。

『それから』に貼られていた値札の片隅に「ビブリア古書堂」と書かれていたのを見つけ、鑑定してもらいに行ったことがきっかけで彼女と出会ったんですよね。

しかも、彼女には驚くべき才能がありました。その才能とは…。

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内向的であがり症な女性が古書にまつわる謎を解き明かす物語

古書を手に取るだけで、その持ち主がどういう人物だったのかを見抜くことができたのです。

実際、栞子さんは、なぜ「夏目漱石 田中嘉雄様へ」という偽物のサインが書かれていたのか、その謎を見事解き明かします。

それは大輔の出生に関わることで、祖母が死ぬまでひた隠しにしていたことでした。

このように栞子さんの推理力には凄まじいものがありますが、

普段は何気ない会話もできないほどの内向的であがり症な面を見せます。

そんな栞子さんに恋をした大輔は、彼女から怪我をして入院している自分に代わってビブリア古書堂で働いて欲しいと言われます。

こうしてビブリア古書堂で働くようになった大輔は、栞子さんが古書にまつわる謎を解き明かす姿を何度も目撃することになりました。

たとえば、

  • 同級生に恋をする女子高生がなぜ興味のない文庫本を盗んだのか?
  • なぜサングラスをかけた男性がこれまで大事にしていた本を売りに来たのか?

といった謎を解き明かすんですよね。

また、栞子さんが怪我をして入院していたのは、ある古書をめぐって階段から突き落とされたからでした。

そこで栞子さんは、大輔にその犯人を捕まえる手伝いをして欲しいと言うのですが…。

古書を手に取ってみたくなる物語

この続きは実際に読んでもらうとして、三上延さんの小説『ビブリア古書堂の事件手帖』は古書を手に取ってみたくなる物語です。

「わたし、古書が大好きなんです…人の手から手へ渡った本そのものに、物語があると思うんです…中に書かれている物語だけではなくて」

と栞子さんが言うように、古書にまつわる物語に触れてみたくなるんですよね。

もちろん、ミステリーとしても、恋愛小説としても楽しめる物語なので、気になった方は、ぜひ読んでみてください。

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