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 他人にあわせて生きていませんか?

 私も昔は他人にあわせて生きていましたが、そうすることがとてもシンドイことだと気づいたので、自分らしく生きるようになりました。

 それから生きるのが楽になったんですよね。

 『バレエなんて、きらい』を読めば、自分らしく生きようと思えるかもしれませんよ。

 女の子仲良し三人組の物語

 物語の主人公は、小学三年生のウィニフレッド・フレッチャーことウィニー。彼女は仲良しの女の子、ヴァネッサとゾーイといつも一緒にいました。

 靴下をお揃いにしたり、オリジナルの歌を作って一緒に歌ったり、図書館で本を読んだりと本当に仲良しです。

 ところが、学校でバレエ教室が始まってから、彼女たちの関係は変わってしまいました。ヴァネッサとゾーイがバレエ教室に行こうと言い出したからです。

 ウィニーはバレエ教室に行きたくありませんでした。踊ると足がもつれるのでバカにされるのが嫌だったからです。

 実際、小学一年生のときにあった「音楽に合わせて体を動かそう」で体験済みです。しかし…。

 仲良しでいるためにバレエ教室に通う

 二人がバレエの話ばかりするようになったので、ウィニーも仕方なく習うことに決めました。

 ところが、バレエを習い始めてすぐに意地悪な先生から「ウィニーのようになってはいけません」とバカにされるんですよね。

 ウィニーはそれが嫌で仕方なかったので「バレエを辞る」と二人に言ったところ、彼女たちはウィニーを除け者にし始めました。家に遊びに行っても居留守を使われます。

 そこでウィニーは仕方なくバレエを続けることにしますが、やはりバカにされるのは我慢できませんでした。

 そんなウィニーの姿をみた彼女の父はこう言います。

 「想像してごらん?」と。

 ウィニーは飛べないペンギンだと言うけれど、もし飛べたとしたら?ウィニーが飛べる翼を持った最初のペンギンだとしたら?

 そんな父の励ましを聞いた彼女は必死でジャンプの練習をしてうまく飛べるようになりましたが…。

 自分らしく生きていこう

 ウィニーはバレエを辞めることに決めました。好きな読書に専念することにしたのです。

 それだけでなく、仲良しの二人とこれからも仲良くできる方法を思いつくんですよね。その方法とは…。

 この続きは実際に本書を読んでもらうとして、『バレエなんて、きらい』は、他人にあわせるのではなく、自分らしく生きていこうと思える物語です。

 気になった方は、ぜひ読んでみてください。

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