漫画『進撃の巨人 1-5巻』感想/この世界はとても残酷だ!?

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この世界はとても残酷ですよね。

しかし、私たちは、残酷さから目を背けて、幸せな面ばかりをみてしまいがちですが、

漫画『進撃の巨人』を読んで、改めて残酷な世界を直視することができました。

この世界は残酷であり、だからこそ美しいのだと改めて思うことができる物語です。

おすすめ度:5.0

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こんな人におすすめ

  • 巨人と闘う人類の物語に興味がある人
  • 次々と気になる謎が提示される物語が好きな人
  • この世界は残酷だという事実に向き合ってみたい人
  • 人気のある漫画が好きな人
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あらすじ:巨人と闘い続ける人類の物語

ここでは、『進撃の巨人』の1巻から5巻まで(エレンが調査兵団に入るまで)のあらすじと感想を紹介していきます。

物語は、50mもある高い壁のなかで暮らす主人公のエレンが目を覚まし、なぜか涙を流していることに気づくところから始まります。

幼いエレンは、友人のアルミンに影響されて、外の世界を見てみたいと思うようになりましたが、

外の世界には大勢の巨人がいるため、誰もが壁の中で暮していました。

そんな中、唯一、壁の外に出て巨人と戦う兵士たちがいました。調査兵団です。

しかし、彼らは何の成果も挙げられずに、ただ悪戯に命を流し続けていました。

それでもエレンは調査兵団に入りたいと思っていましたが、

突如、50mを超える超大型巨人が現れ、100年間人類を守り続けてきた第一の壁、ウォール・マリアが壊されます。

そのせいで大勢の巨人が壁のなかに入り込み、エレンのお母さんも巨人の一人に喰われてしまいました。

こうしてエレンは、「巨人をこの世から駆逐する」ことを誓い、改めて調査兵団に入ることを目指しますが…。

それから5年後。第104期訓練兵団での全課程を修了したエレンの前に、またしても超大型巨人が現れ、第2の壁、ウォール・ローゼを壊します。

このとき、エレンは、巨人に喰われそうになっていたアルミンを助け、代わりに喰われてしまいました。

ところが、エレンはなぜか巨人になって再び姿を現すんですよね。

その理由は…。という物語が楽しめる漫画です。

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感想①:物語が始まってすぐに主人公が殺されるのに驚く

あらすじでも紹介しましたが、主人公のエレンは、巨人との初戦闘で、一人も倒すことなく巨人に喰われてしまいました。

本当に驚きの展開ですが、このような物語は他にもあります。

たとえば、漫画『幽遊白書』では、主人公の浦飯幽助が子供の身代わりとなって車に轢かれて死にますが、

霊界では不良少年だった幽助が人助けをして死ぬとは思っておらず、霊能力者として復活するチャンスが与えられます。

漫画『いぬやしき』の主人公・犬屋敷壱郎もそのひとりです。

彼は長年サラリーマンとして働き、ようやくマイホームを手に入れましたが、家族からはバカにされ、

さらに、胃がんになっても家族の誰もが電話に出てくれなかったので、公園でひとり泣いていました。

ところが、そこに宇宙船が墜落してきたことで、機械の体を手に入れて復活します。

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とはいえ、これらの物語は死ぬことが前提で描かれていましたが、『進撃の巨人』では、まったくそんな素振りを見せず、

また、これほど早く死ぬとはまったく予想していなかったので驚きました。

ちょっとマニアックな話かもしれませんが、『機動戦艦ナデシコ』の3話を観たときと同じ衝撃が味わえたんですよね。

もちろん、『進撃の巨人』は、このような驚きが何度も味わえる物語なので、続きが読みたくて仕方なくなります。

感想②:気になる謎が次々と提示される

この物語では、開始直後から気になる謎が「これでもか!」と思うほど、次々と提示されます。

  • 「第1話 2000年後の君へ」の意味は?
  • エレンは目が覚めたとき、なぜ泣いていたのか?
  • エレンの父であるグリシャがずっと秘密にしていた地下室には何があるのか?
  • エレンはなぜ巨人になれるのか?
  • 立体機動の訓練でエレンのベルトに細工をしたのは誰なのか?

これらの謎が気になってページをめくる手が止まらなくなるんですよね。

『ヱヴァンゲリヲン』を観たときも同じ思いになりましたが、

気になる謎について考えているときに、さらに別の気になる謎が提示されるので、

どんどん深みにハマっていきます。

これらの謎が今後どのように回収されていくのか楽しみで仕方ありません。

感想③:この世界は残酷だと気づかせてくれる

さて、『進撃の巨人』では、この世界の残酷さが描かれています。

そもそも、私たちは普段、牛や豚、鳥の肉を食べたり、魚をとって食べたりしています。

これは人間にとっては当たり前のことですが、食べられる側にとっては恐怖でしかありません。

そこで、『進撃の巨人』では、人間を巨人に喰わせることで、この世界の残酷さを浮き彫りにしているわけですが、

そうでなくても、自分の欲望を満たすために、また恐怖を紛らわすために、人を殺したりしている人たちも大勢います。

たとえば、深緑野分さんの小説『ベルリンは晴れているか』では、戦争終結直後の残酷な世界が描かれています。

敗戦国の人たちが苦しいだけでなく、戦勝国側の人たちも、異常なことを当たり前のことだと思い込み、他人を従わせることでしか幸せを感じられなくなる姿が描かれています。

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崔実さんの小説『ジニのパズル』もそのひとつです。

主人公のジニが、在日韓国人というだけで日本人からひどい仕打ちを受ける姿が描かれています。

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このように、この世界はとても残酷ですが、私たちは、その残酷な面に目を向けないようにして生きているので、

こうした漫画を通して残酷さを突き付けられると、強制的にいろいろ考えさせられます。

また、残酷な世界だからこそ、美しさがあるのだと気づかせてくれる物語でもありました。

まとめ

今回は漫画『進撃の巨人』の1巻から5巻まで(エレンが調査兵団に入るまで)のあらすじと感想を紹介してきました。

すでにアニメ化もされていて、物語も先に進んでいますが、気になった方は、ぜひ読んでみてください。

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