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(※『アナログ』表紙より)


 ビートたけしさんの小説『アナログ』。

 メールやLINE、SNSなどで、いつでも繋がっていられる時代に、あえて連絡先を交換せずにアナログな関係でいる男女の物語です。読めば、母親への愛情に涙すること間違いなし!?

 今回は『アナログ』のあらすじとおすすめポイントを紹介します。

 『アナログ』のあらすじ

 デザイン会社で働く水島悟は、友人との待ち合わせまでの時間つぶしにピアノという名の喫茶店に入りました。

 そこで彼は偶然出会ったみゆきに一目惚れ。連絡先を交換しようとしますが、みゆきがそれを望んでおらず、毎週木曜日の夕方にピアノで待ち合わせをすることになりました。

 こうして二人のアナログな関係が始まります。彼らの恋の行方は!?

 『アナログ』のおすすめポイント

1. みゆきがアナログな関係にこだわった理由に納得!?

 みゆきがアナログな関係にこだわったのは、デジタルのある特徴を嫌っていたからでした。

 たとえば、ファッション。みゆきの言葉を引用すると、

前はよくブランドの服やバッグなんかも見て回ったのですが、最近は違うブランドでもみんな同じ方向に向かっている気がしてしまって。これといって気に入る物がなくてあんまり行かなくなりました。
最近は個性的な物がだんだんなくなって、一つ流行ると同じような物が大量に出回るというのが風潮ですね。
みんなと同じ行動を取るのが、安心するみたいですね。古くていい物や使い込むと味が出る物は、少数の人にしか売れないから作らないんですよね。

 つまり、みゆきは個性を埋没させる特徴を嫌っていたのですね。

 そこで、彼女は悟との関係もアナログなものにしようとしました。他のカップルと似たような、ありきたりな関係ではなく、自分たちらしい関係を築こうとしたのです。

 そんな彼らの恋の行方は!?

2. 悟の母親への愛情に涙!?

 一方の悟も、みゆきとのアナログな関係を気に入っていました。それは幼い頃の影響によるもの。

 悟の母は彼を育てるために、近所のスーパーの店員をしたり、小さな会社で働いたりと一日中働き詰めでした。

 そこで、悟は母との限られた時間を大切にするため、友だちと遊んでいる途中でも、母の帰宅時間にあわせて帰っていました。まさにアナログな関係。

 しかし、そんな母も今では過度な労働と栄養不足の影響で、骨や内臓が悪くなり、病院で寝たきりの状態。

 もちろん、悟は親孝行したいと思っていましたが、お見舞いくらいしか出来ませんでした。

 そんなときに出会ったのがみゆきです。彼女とのアナログな関係は、母への想いと重なりました。そして、その想いが――。

 悟の深い愛情に涙すること間違いなし!?

3. ビートたけしさんらしい笑いが!?

 とはいえ、ただの泣ける恋愛小説ではありません。ビートたけしさんらしい笑いが随所に散りばめられています。

 ぜひ、実際に読んで、泣いたり笑ったりしてください。

 最後に

 ビートたけしさんの小説『アナログ』。読めば母親への愛情に涙すること間違いなし!?

 気になった方は、ぜひ読んでみてください。

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