子どもの考える力を「伸ばす親」と「つぶす親」の違い

子育て

(※『考える力の育て方』表紙より)

 子育てしていますか。

 私も子育てをしていますが、子どもに考える力をつけさせることが大切だなぁ…と思うことがよくあります。

 たとえば、水をこぼしたとき、失敗をしたとき、誰かを傷つけてしまったときなど、考える力がなければ、黙ってやり過ごそうとします。

 これでは社会の役に立ちませんよね。誰からも信頼されなくなります。

 また、最近では昔ながらの知識ややり方を覚えるだけでは通用しないことが増えてきました。もっといいやり方を生み出す価値も高まっています。

 そんなとき、考える力がなければどうなるでしょうか。

 そこで今回は、『考える力の育て方』を参考に、子どもの考える力を伸ばす3つの方法を紹介したいと思います。




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 『考える力の育て方』ってどんな本?

 『ザ・ゴール』の著者が提案した3つの思考ツールを使うことで、子どもの考える力が伸ばせると主張している本です。

 少し難しそうに感じるかもしれませんが、内容はいたってシンプル。

 子育てで悩むのは、大人がやるべきことを指示してしまうから、または答えを教えてしまうからだと言います。

 子どもには子どもなりの考えがありますよね。また、答えを教えてしまうと考える力がつきません。

 では、どうすればいいのでしょうか。

 結論から言うと「問いかける」ことです。自分で考え、答えが出せるように促すのです。

 そのための方法を6つ紹介しているのが本書。今回は、その中から特に大切な3つの方法を紹介したいと思います。

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 子どもの考える力を伸ばす3つの方法

1. 子どもの話を引き出す

 子どもって私たち親の言うことをなかなか聞きませんよね。なぜなら納得していないからです。

 たとえば、「勉強しなさい」と言っても、なぜ勉強しないといけないのかを理解していなかったり、もしくはそれ以上にやりたいことがあったりするからです。

 そんな状態でどれだけ命令や指示を出しても行動するとは思えませんよね。

 そこで私たち親がやるべきことは、子どもの話を引き出すこと。具体的には困っていることがないか聞いてみることです。

 人は誰でも困っていることがあると聞いてもらいたくて一生懸命に話をしますよね。先ほどの例だと勉強するための障害になっている困りごとを聞きだすのです。

 「勉強しないのはなぜ?」からはじめて、面白くないからとか、やる意味がわからないからとか、集中力が続かないからといった理由を聞き出します。

 このとき、私たち親は答えを言わずに、出来るだけおうむ返しをすること。子ども自身に困っていることを考えさせるのです。

 困っていることが明らかになれば、次は理想の状態を考えさせます。勉強が面白くて仕方ない、科学者として活躍するために数学をもっと理解したい、1日3時間は勉強に集中していたい…と理想の状態をイメージさせます。

 このとき、本当にそうなりたいと思えば、子どもは放っておいても自分で考えるようになります。

 つまり、命令や指示を出すのではなく、どうなりたいかを考えるように促すことが大切なんですね。

2. 相手の気持ちを考えさせる

 とはいえ、理想の姿がイメージできても、親の意見と対立することもあるでしょう。

 たとえば、子どもが高校に行かないと言い出したらどうでしょうか。必死になって止めませんか。

 しかし、どれだけ説教をしても、子どもは親の期待通りには行動しません。

 そこで大切になるのが、なぜ対立しているのかを明らかにし、どうすればお互いにOKと思える状態にできるかを考えさせること。

 先ほどの例だと、なぜ高校に行きたくないのかを聞いてみます。ここでは、早く社会経験が積みたいからだとしましょう。

 一方で、私たち親が高校に行かせたいのは、職業の選択肢を増やしてあげたいからですよね。

 では、どうすればこの対立している要望が解決するのでしょうか。

 まず、高校に行かずに社会人になった場合を考えます。このとき、夜学に行ったり大検を取るようにすれば、対立する要望は満たせそうですよね。

 一方で、働かずに高校に行った場合はどうでしょうか。アルバイトやクラウドソーシングをすれば社会経験が積めそうですよね。

 このように、対立する問題の解決法を考える癖がつけば、社会に出てからも頻繁に直面する相反する要望に対応する力がつきます。私たち親も説教しなくてすむので、一石二鳥ですね。

3. 論理的に考えるように促す

 理想の状態を考えて、解決策を考えるようになっても、何度も元の状態に戻ることがあります。

 このとき、「バカじゃないの!」と怒鳴りたくもなりますが、そもそもやるべき理由を正しく理解できていなかったり、理解しているレベルが低かったりします。

 そんなときは、論理的に考えさせることが大切です。

 たとえば、高校受験を控えているのに勉強しないとどうなるか考えさせます。もちろん、落ちる確率が高くなりますよね。

 実際に一部の学生は高校受験に失敗します。すると、どうなるでしょうか。レベルの低い高校に行くか、中卒で雇ってもらえる仕事に就くかなど選択肢が大幅に狭まりますよね。

 つまり、今の行動がどういう結果を生むのかを考えさせるのです。それが望んでいないことだとわかれば、望む結果が得られるように行動するはずです。

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 最後に

 今回は『考える力の育て方』を参考に、子どもの考える力を伸ばす3つの方法を紹介してきました。

 子どもの考える力を伸ばす親は、子どもに考えるように促し、つぶす親は答えを押し付けたり、考える機会そのものを奪っています。あなたはどちらのタイプですか?

 より詳しい内容が知りたい方は、ぜひ本書をお読みください。

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