大切な人を銃で撃てますか?
私は撃てませんが、毛利小五郎は人質にとられた妻の妃英理めがけて銃を撃ち、彼女の足を弾がかすめました。
この事実を知った蘭は、小五郎のことを不信に思いますが、小五郎が銃を撃ったのには、ある理由があったんですよね。
『名探偵コナン 14番目の標的』は、この理由が気になる映画ですが…。
それだけでなく、名前に数字が入った人たちが次々と狙われる理由や、蘭とコナンの関係も気になる映画です。
おすすめ度:
名前に数字が入った人たちが次々と狙われるミステリー
10年前に妃英理を人質にとった殺人犯・村上丈が刑務所から仮出所します。
それから一週間後。公園でジョギングをしていた目暮十三警部が何者かにボーガンで撃たれました。
その後も、妃英理宛に毒入りのチョコレートが送られてきたり、阿笠博士がボーガンで撃たれたりします。
現場に残されたトランプなどの遺留品から、犯人は名前に十三から一までの数字が入っている人物を順番に狙っていることがわかりました。
しかも、毛利小五郎の関係者ばかりが狙われていたことから、小五郎はトランプ賭博でディラーをしていた村上丈が犯人だと推測しますが…。
次に狙われた名前に十が入ったプロゴルファーの辻弘樹が、ヘリコプターの運転中に犯人によって細工された目薬をうち、目が見えなくなります。
コナンの頑張りにより、ヘリコプターは学校の校庭になんとか着陸しましたが、大爆発を起こしました。
しかし、次に狙われる九がつく人物が誰だかわかりません。そこで名前に八がつくソムリエの沢木公平に話を聞きにいったところ…。
海洋娯楽施設「アクアクリスタル」のオーナーが旭勝義という名で、九が入っていることがわかります。
そこでコナンは、沢木たちと一緒にアクアクリスタルに行きますが、そこには小山内奈々、宍戸英明、ピーター・フォード、仁科稔と、名前に七、六、四、二が入っている人たちが集められていました。
さらに、白鳥警部が任三郎という名で三が入っていることがわかります。
工藤新一がいれば九から一まで勢揃いしますが、なぜ犯人は名前に数字が入っている人物ばかりを狙うのか!?というミステリーが楽しめる映画です。
なぜ小五郎は妃英理めがけて銃を撃ったのか!?
10年前、殺人犯の村上丈に妃英理を人質に取られた毛利小五郎は、彼女の足をめがけて銃を撃ちましたが、蘭もコナンもその理由がわかりませんでした。
これがキッカケで小五郎のことを不信に思うようになった蘭は、新一に電話で相談したところ、新一は次のように答えます。
「おじさんがおばさんを撃ったのは事実でも、それがイコールとは限らねーんじゃねーか」
新一らしいカッコいいセリフですが、この時点では、コナンも小五郎が銃を撃った理由をわかっていませんでした。
ところが、犯人が仕掛けた爆弾よってアクアリウムが大爆発し、さらに犯人が蘭を人質にとったことで、コナンがその理由に気づきます。
メガネを光らせながら、
「(そうか…そうだったのか…だからおっちゃん…)」
と銃を構えるコナンと、過去の毛利小五郎がカッコよすぎる映画です。
蘭とコナンがキスをする!?
阿笠博士がボーガンで狙われる少し前、航空博物館に行く予定をしていた少年探偵団は、博士が来るまで占いゲームをして遊んでいました。
このとき、歩美ちゃんがコナンの恋を占ったところ、「Aの予感」と表示されるんですよね。
この予感は、アクアクリスタルが爆破したときに、溺れそうになったコナンを蘭が人工呼吸したことで実現しましたが…。
それだけではありませんでした。ラストで蘭がスペードのエースを握りしめて、
「新一が守ってくれたのかもしれない」
というのですが、実はこの新一の数字を表すトランプの「A」にも、「Aの予感」がかかっていたんですよね。
とてもオシャレな終わり方をする映画です。
最後に
『名探偵コナン 14番目の標的』は小五郎が妃英理を銃で撃った理由が気になる映画ですが、それだけでなく…。
ミステリーとしても、蘭と新一の恋物語としても楽しめるので、気になった方は、ぜひ観てください。
コメント